“歴代最高キーボードとCore i5の最強コンボ”な「ThinkPad T410s」を楽しむ(2/3 ページ)

» 2010年04月02日 11時30分 公開
[芝田隆広(撮影:矢野渉),ITmedia]

使いやすいキーボードは継承。WiMAXはより速く!

 キーボードやポインティングデバイスなどの使い勝手はThinkPad T400sから変わらない。レノボ・ジャパンが「歴代最高」とアピールするキーボードの感触は良好で、ポインティングデバイスにタッチパッドとトラックポイントが用意されたのも、ThinkPad以外からの移行を考えているユーザーにとって好ましい。タッチパッドはWinodws 7で採用された「マルチタッチ」(ただし、2本指まで)に対応する。

液晶ディスプレイは14.1型ワイドで最大解像度は1440×900ドット(写真=左)。キーボードもT400sと共通のレイアウトを採用する(写真=右)

 本体のインタフェースは、背面に電源、アナログRGB出力、有線LAN、USB 2.0×2基、DisplayPortを備え、右側面に光学ドライブ、無線LAN オン/オフスイッチ、左側面にUSB 2.0、ヘッドフォン端子、ExpressCardスロット(/34準拠)がある。USB 2.0は背面と左側面に合計で3基あるが、そのうち背面の1ポートはPC本体が電源オフでもUSBに接続した周辺機器に通電を行う「Powered USB」に対応する。また、背面のもう1ポートはeSATAと兼用だ。

 無線LANは、IEEE 802.11a/b/g/nが利用できる。ThinkPad T400sの無線LANモジュールは「Intel WiMAX/WiFi Link 5150」だったが、ThinkPad T410sでは「Intel WiMAX/WiFi Link 6250AGN(2x2)」にバージョンが上がり、WiMAXにおける通信速度が向上した(下り13Mbps/上り3Mbpsから下り20Mbps/上り6Mbps)。このほか、ThinkPad T410sはBluetooth v2.1+EDRも利用可能だ。

ThinkPad T410sの前面(写真=左)と背面(写真=右)。背面にはアナログRGB出力、有線LAN、USB 2.0×2基、DisplayPortを備える

同じく左側面(写真=左)と右側面(写真=右)。左側面にUSB 2.0、ヘッドフォン端子、ExpressCardスロット(/34準拠)を備え、右側面に光学ドライブ、無線LAN オン/オフスイッチを搭載する

Calpellaで性能はどこまで変わる?

ベンチマークテスト ThinkPad T410s ThinkPad T400s
PCMark05:PCMark 5708 4460
PCMark05:CPU 7093 6241
PCMark05:Memory 5905 5345
PCMark05:Graphics 2596 1806
PCMark05:HDD 4293 4579
PCMark Vantage:PCMarks 5275 −
PCMark Vantage:Memories Suite 2792 −
PCMark Vantage:TV and Movies Suite 3359 −
PCMark Vantage:Gaming Suite 2702 −
PCMark Vantage:Music Suite 5497 −
PCMark Vantage:Communiati Suite 6580 −
PCMark Vantage:Productivity Suite 3915 −
PCMark Vantage:HDD Test Suite 2941 −
3DMark06:3DMarks 1741 −
3DMark06:CPU 2730 −
FF XI Bench 3:LOW 3763 −
FF XI Bench 3:HIGH 2448 −
CrystaDiskMark 2.2(Test Size:100MB) リード ライト
シーケンシャル 46.944 41.035
ランダム512KB 22.011 24.824
ランダム4KB 0.330 0.904

 ArrandaleをはじめとするインテルのノートPC向け最新プラットフォーム“Calpella”の採用で、ThinkPad T410sは従来モデルからどれほど性能を向上させたのか。ベンチマークテストで検証するため「PCMark05」において、以前掲載したThinkPad T400sのレビュー記事で測定した値と比較してみる。評価で用いたThinkPad T410sの構成が、Core i5-520M(動作クロック2.4GHz)でメモリ2Gバイト、32ビット版Windows 7 Professionalであるのに対し、ThinkPad T400sの構成はCore Duo SP9400(2.4GHz)、メモリ2Gバイト、Windows XP Professional Service Pack3を採用したモデルだった。OSが異なるので厳密な比較とはいえないものの、参考値にはなるだろう(ThinkPad T400sのレビューはThinkPad T400sの「歴代最高」なキーボードを“ガシガシ”たたいてみたを参照のこと)。

 HDDテスト以外では、いずれもThinkPad T410sの結果がThinkPad T400sを大幅に上回る。総合結果である「PCMarks」では、ThinkPad T400sが4460なのに対してThinkPad T410sは5708となり、CPUテストでもThinkPad T410sの結果が6241なのに対して、ThinkPad T410sは7093と大きく値を伸ばしている。Grapchicsテストも1806から2596と向上している。

 「PCMark Vantage」でも、ThinkPad T410sは優秀な結果を出している。HDDテストについては1.8インチモデルながら5400回転なので、「PCMark05」「PCMark Vantage」「Crystal Disk Mark」それぞれに結果において標準レベルの結果を残している。グラフィックス性能については「3DMark06」と「FINAL FANTASY XI OFFICIAL BENCHMARK3」でも測定してみた。Core i5-520Mに統合されたグラフィックスコアを利用しているが、ベンチマークテストの結果はまずまずの値だ。さすがに最新の3Dゲームは苦しいが、「FINAL FANTASY XI」クラスなら設定次第で実用的な速度で動作するだろうし、Windows 7のAeroもストレスなく利用できた。

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