ThinkPad T400sの「歴代最高」なキーボードを“ガシガシ”たたいてみた(1/2 ページ)

» 2009年08月03日 17時00分 公開
[芝田隆広(撮影:矢野渉),ITmedia]

“歴代ThinkPadで最高”というキーボードを装備した最新Tシリーズ

ThinkPad T400から本体の厚さが25%薄くなり、本体の重量は20%軽くなった「ThinkPad T400s」

 古参のノートPCユーザーには、「ThinkPadシリーズといえばキーボード!」というイメージを持つ人が多い。そんなキーボードを重視するThinkPadファンにとって、開発者自らが“歴代最高”とアピールするThinkPad T400sは見逃せない新製品だ。

 製品の概要や製品発表会でレノボ・ジャパンが訴求したポイントについては、「軽く薄く、そして、歴代最高のキーボードを──ThinkPad T400sで実現した究極のトレードオフ」と「写真とデバイスマネージャーと分解サンプルで見るThinkPad T400s」で紹介したほか、「求められたのは薄くて軽い“T”──開発者が語るThinkPad T400sのメリハリ」では開発者のコメントも紹介している。今回は、ThinkPad T400sを実際に使って、レノボ・ジャパンが訴求してきた「薄く軽いボディでも性能は十分確保している」「歴代最高のキーボード」を検証していこう。

 解像度1440×900ドット、14.1型ワイドの液晶ディスプレイを採用するThinkPad T400sの本体サイズは、337(幅)×241(奥行)×21.1〜25.9(厚さ)ミリだ。底面積はA4サイズ(297×210ミリ)を上回っているが、従来のThinkPad T400から約25%薄くなり、重量も約1.79キロと約20%軽くなった。ACアダプタも43(幅)×102(奥行き)×28(高さ)ミリとコンパクトにまとめられている。重量は本体部分で260グラム、コード部分が70グラムなので、ACアダプタとThinkPad T400sと一緒に持ち歩くと約2.1キロ程度ということになる。

14.1型ワイドの液晶ディスプレイの解像度は1440×900ドットで、従来のThinkPad T400最上位モデルと同様だ(写真=左)。ThinkPad T400sでは従来のThinkPadシリーズからボディの塗料を変えている。見た目にはほとんど分からないが、しっとりとして滑りにくかった従来モデルと比べ、ややつるりとした質感に変わっている。ヒンジ部分がむき出しのシルバーのままになっているのとあわせて、コスト抑制のために導入された(写真=右)

最新の画像出力インタフェースを実装したThinkPad T400s

 ThinkPad T400sのインタフェースは、左側面にUSB 2.0を1基、本体背面にDisplayPort、USB/eSATA兼用ポート、USB 2.0、有線LAN、アナログRGB出力を備える。カードスロットではExpressCard(/34対応)も1基搭載する。また、カーソルキーの下には指紋認証センサーも用意されている。USB 2.0が全部で3基というのは、本体サイズを考えると少ない。ただ、背面にある2基のうち1基が電源オフでも接続した周辺機器を充電可能であるのに加えて、別の1基はUSB/eSATA兼用になっている。外付けのHDDを接続する場合も、USB 2.0よりeSATAがかなり高速なので、大容量データを外付けストレージで運用するユーザーには便利だ。

 有線LANは1000BASE-Tに対応する。無線接続ではIEEE 802.11a/g/n(nはドラフト準拠)に対応するほか、Bluetooth v2.1+EDRも利用できる。なお、本体の右側面にあるスイッチを使えば一括で無線接続のオン/オフが切り替え可能だ。また、WiMAX搭載モデルも用意されるなど、屋外におけるネットワーク利用では、柔軟に対応できるようになっているのも、屋外利用を重視するユーザーには高く評価されるだろう(詳しくは「レノボ・大和事業所エンジニアが説く、WiMAX内蔵ThinkPadの可能性」を参考のこと)。

 メモリスロットは底面のネジを1本外すとアクセスできる。2スロット構成で、PC3-8500(DDR3 1066MHz)を最大4Gバイトまで搭載できる(2Gバイトを搭載した評価用機材では1スロットが空いていた)。HDDベイにはバッテリーを外すと現れるネジを1本外すことでアクセスできる。ビジネス利用ではあまり需要はないかもしれないが、ドライブの交換は簡単に行えそうだ。ThinkPad T400sでは1.8インチながら5400rpmのHDD(Serial ATA接続)が採用されている。

ThinkPad T400sの正面にインタフェース類はない。向かって右寄りに見えるのは液晶ディスイプレイのラッチで左寄りに見えるのはHDDベイ(写真=左)だ。背面には、アナログRGB出力、有線LAN、電源オフでも接続した周辺機器に充電可能なUSB 2.0、eSATAと兼用のUSB 2.0、そしてDisplayPortを搭載する(写真=右)

左側面にはUSB 2.0とヘッドフォン端子、ExpressCardスロット(/34対応)を備える。側面のUSB 2.0が電源オフでも接続した周辺機器に充電できると使い勝手はより向上するだろう(写真=左)。右側面にあるのは光学ドライブのみ。前よりに見えるのは無線接続モジュールのオン/オフスイッチだ。ThinkPad T400sに搭載されたカードスロットがExpressCard対応のみであるのは、評価の分かれるところだ(写真=右)

底面のカバーを外すとメモリスロットとMini PCI Expressスロットにアクセスできる。ThinkPad T400sのメモリスロットは2基用意されていて、最大で4Gバイトまで搭載可能だ(写真=左)。ThinkPad T400sの内蔵ドライブはウルトラベイスリムに対応していて着脱が可能だ。ThinkPad T400では側面にあった取り外しのレバーがThinkPad T400sでは底面に設置されて薄型化に貢献している(写真=中央)。標準構成モデルが搭載するのはHDDだが、カスタマイズモデルではSSDも選択できる(写真=右)

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