今回発表されたSlatePadは、「TA117C1」「TA117C3」の2モデルで、システムメモリとデータストレージの容量が異なるほかは同じ仕様だ。静電容量式タッチパネル内蔵の10.1型液晶ディスプレイ(解像度は1024×600ドット)を搭載するタブレットデバイスで、本体サイズは267(幅)×173(高さ)×14.8(厚さ)ミリ、重さは約800グラム。バッテリー駆動時間は約6.5時間となる。
プラットフォームには、NVIDIAのTegra 250を採用する。1GHz動作のCortexA9をデュアルで内蔵するほか、シェーダモデルに対応するNVIDIAのグラフィックスコアも用意することで3Dグラフィックスでもある程度の性能を発揮する。システムメモリにはDDR2-400MHzを採用し、TA117C1は512Mバイト、TA117C3で1Gバイトを搭載する。データストレージはNANDフラッシュメモリで、TA117C1は8Gバイト、TA117C3は16Gバイト実装している。そのほか、SDメモリーカードスロットを備える。
本体のインタフェースには、USB 2.0、Mini-USB 2.0(Bポート)を用意するほか、ワイヤレス接続用に、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANとBluetooth Ver.2.1+EDRが利用できる。また、ビデオコミュニケーション用にWebカメラ(CMOS130万画素)も搭載する。
タッチパネルでは2本の指で操作するマルチタッチに対応してズームや画像回転操作が可能。3軸加速度センサーを搭載して本体の傾きにあわせて画面の回転表示もできる。また、照度センサーを内蔵して、周囲に明るさにあわせてディスプレイの輝度を自動で調整する。
ソフトウェアは、Android 2.2の標準アプリケーションを利用するほか、日本語入力用に「Simeji 4.2」を導入している。
SlatePadは法人向け製品で12月末から出荷を開始する。法人納入のみでエンドユーザーは直接購入できないため、オンキヨーは価格は明らかにしていない。
オンキヨーは、同社のタブレットデバイス「TAシリーズ」」で利用できるドッキングステーション「PDS117C01」も同時に発表した。専用のドッキングコネクタで本体と接続し、HDMI出力、2基のUSB 2.0が利用可能になる。本体サイズは120(幅)×70(奥行き)×43.2(高さ)ミリ、重さは約250グラム。ただし、動作にはAC電源が必須になる。
なぜ、Androidでなく「Windows 7」なのか──オンキヨーのタブレットPC製品戦略
オンキヨー、Windows 7搭載の10.1&11.6型タブレット投入──4万9800円から
オンキヨー製Windowsタブレット、auショップなどで販売
オンキヨー、学習ソフト「eドリル」対応の小中学生向けPC「educationPC」
BlackBerryタブレット「PlayBook」、RIMが発表
マウスコンピューター、Android搭載の10.1型ワイド液晶タブレット「LuvPad AD100」
Samsung、7インチのAndroidタブレット「GALAXY Tab」発表
タブレット端末やプロジェクター内蔵ビデオカメラも登場――BenQが「GLOBAL DISTRIBUTORS' MEETING 2010」を開催Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.