なお、E2370V-BFはゲーミングディスプレイだが、その外観は“ゲーミング”というイメージには遠く、シンプルでスマートだ。このデザインについてもユーザープロフィールで得られた意見を反映して、直線的なボディラインを採用し、ボディパネルにはヘアラインを施した。ユーザープロフィール調査で「ゲームに集中できるように変わったデザインよりシンプルなデザインがいい」という意見が多く、LEDイルミネーションの評価も低いとソグヨン氏は説明している。なお、この傾向は、日本だけでなく北米や欧州のゲームユーザーでも最近では同様という(ソグヨン氏によると、南米や東南アジアでは依然として派手なデザインが好まれるそうだ)。
LGエレクトロニクス・ジャパン コンシューマーエレクトロニクス セールスグループ主任の和田恵一郎氏は、E2370V-BFの機能的な特徴を紹介した。和田氏は、パネルにUH-IPSを採用して従来のH-IPSと比べて画素回口率が最大18%向上することで、輝度やコントラストの低下を改善したことと、ゲームユーザーが求める広い視野角の確保と、コンテンツ製作者が望む一定した色温度が実現することをアドバンテージとして訴求するとともに、IPSパネルで不利とされていた応答速度でも、中間色から中間色の遷移で安定し、ゴーストが軽減されたことを紹介した。
また、同社のゲーミングディスプレイでは初めて標準で付属するリモコンでは、E2370V-BFで導入されたユーザー設定の切り替えやスルーモード、超解像モードの切り替え、ピクチャー・イン・ピクチャーやスワップモードの操作が行えることを実機のデモを交えて示された。

「MMORPGで暇なときに楽しめるように」(ソグヨン氏)ピクチャー・イン・ピクチャー機能に対応する(写真=左)。標準付属のリモコンで、E2370V-BFに導入した多彩な機能のほとんどが操作できる(写真=右)
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