地デジ機能を持たないスタンダードノートPCとして、15.6型ワイドクラスには上位シリーズの「dyabook T551」と下位シリーズの「dynabook T351」がラインアップされる。いずれもボディデザインが一新され、パームレストや天面に格子状の新しいパターンを採用した。
dyabook T551は、すでに2011年春モデルでSandy Bridge世代に移行していたこともあり、今回はメモリ容量を8Gバイトに強化したマイナーチェンジだが、dynabook T351は上位2モデルでCore i5-2410M、下位モデルで新型Pentiumを採用するなど、基本スペックの向上が目立つ。また、HDD容量が増えているのもポイント。なお、dynabook T351の最上位モデルにはHDMI出力のほか、USB 3.0も搭載され、“下位シリーズ”の印象はなくなりつつある。
モバイルノートPCでは、13.3型ワイドの「dynabook R731」と、10.1型の「dynabook N300」がラインアップされている。
dynabook R731では、最上位モデルでCore i7-2620M vPro+Intel QM67 Expressの基本システムを採用したほか、128GバイトSSDと東芝の独自ユーティリティにより、最短約12秒の高速起動を実現したのが目を引く。この「高速スタートモード」をオンにすると、HDD搭載モデルでも旧モデルの45秒から20秒程度まで起動時間を短縮できるという。このほか、HDDを搭載する下位3モデルでは容量が640Gバイト/320Gバイトに強化されている。また、液晶を開くと自動的に電源が入り、起動する「パネルパワーオン」を引き続き採用するほか、ログイン画面でWi-Fiのアクセスポイントを確認できるユーティリティを用意するなど、外出先での使い勝手に配慮したソフトウェアが盛り込まれている。
一方、NetbookのN300は、CPUがデュアルコアのAtom N570にアップしたのみのマイナーチェンジという印象で、従来通りパッションオレンジ、ライムグリーン、カカオブラウンの3色がラインアップされている。Netbookながら音質にこだわったharman/kardonスピーカーを内蔵している点も同様だ。
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