「Eee Pad Transformer TF101」の“変形合体”を写真と動画で見る:Android 3.0タブ+着脱式キーボードドック(1/3 ページ)

» 2011年05月25日 17時15分 公開
[前橋豪,ITmedia]

ASUS初、“トランスフォーム”するAndroid 3.0タブレット

「Eee Pad Transformer TF101」

 iPad 2とともに、Android 3.0タブレットが世間をにぎわせているが、ひときわユニークな製品がASUSTeK Computerから発表された。この「Eee Pad Transformer TF101」は、10.1型ワイド液晶搭載のAndroid 3.0タブレットに着脱式のモバイルキーボードドックを標準添付することで、状況に応じてタブレットスタイルとミニノートPCスタイルの2つの操作法が選択できるのが特徴だ。

 iPad/Androidタブレット用のキーボード製品は少なからず存在するが、TF101は最初から専用のドッグ兼キーボードとして設計することで、タブレット本体を装着すると、同社の「Eee PC」のようなミニノートPCスタイルに変形(トランスフォーム)し、装着したまま2つ折りにすれば、液晶を閉じた状態のクラムシェル型ノートPCのように違和感なく持ち運べる。

 また、このモバイルキーボードドックには、タッチパッドやUSBポート、メモリカードスロットも用意されており、ノートPC感覚でこれらを使えることに加えて、キーボード内蔵のバッテリーで駆動時間も延長できるなど、組み合わせて操作する場合の利便性が大きく向上するのが見逃せない。

 ラインアップはWi-Fiモデルのみの展開で、6月中旬に発売される予定だ。現状で3G内蔵モデルは用意されていない。価格はモバイルキーボードドック付きながら、5万9800円(税込み)におさまっている。

 今回は発売に先駆けて、TF101をほんの少しだけ試用できる機会を得たので、写真と動画でその特徴を見ていこう。試作機なので、実際の製品と異なる可能性がある点はお断りしておく。製品の詳細はASUSが6月上旬に行う報道関係者向けの説明会「Eee Padフォーラム」にて明らかになる予定だ。

※ASUS広報から、試作機では画面右側にあったホームボタンなどのハードウェアボタンが製品版ではなくなるとの追加情報が入ったため、記事に追記しました。また、試作機に搭載されていたOSはAndroid 2.2です(2011年5月27日0時/PC USER編集部追記)

10.1型ワイドIPS液晶+Tegra 2のAndroid 3.0タブレット本体

 まずはタブレット本体から見ていこう。10.1型ワイド液晶を搭載した本体は、サイズが271(幅)×177(奥行き)×12(高さ)ミリ、重量が約680グラムだ。iPad 2の薄型軽量(8.8ミリ厚/約601グラム)にはかなわないが、初代iPadの13.4ミリ厚より薄く、重量は同等となっている。手に持った印象は少し重いが、Android 3.0タブレットとして薄さに不満はない。

 この状態での見た目は通常のAndroid 3.0タブレットそのものだ。10.1型ワイド液晶ディスプレイは1280×800ドット表示(アスペクト比16:10)で、IPS方式により横位置表示でも縦位置表示でも視野角が広い。タッチパネルは静電容量式で、10点のマルチタッチに対応する。今回は数分間触っただけだが、指でのタッチ操作の反応は良好だった。

横位置での表示(写真=左)。縦位置での表示(写真=中央)。画面と黒いフレーム部はシームレスにつながっており、その外側にメッシュ状の意匠があるのが特徴だ(写真=右)

裏面には細かなテクスチャが施されており、ネジ穴やスリットなどはなく、美しい仕上がりだ。ASUSのロゴは別パーツで光沢仕様となっている

 基本スペックは、CPUにデュアルコアのNVIDIA Tegra 2(1.0GHz)を採用。メモリは1Gバイト(LPDDR2-600)で、ストレージはeMMC(embedded Multi Media Card)準拠のNANDフラッシュメモリを32Gバイト搭載する。カメラは正面(120万画素)と背面(500万画素)に装備し、側面にはmicroSDHC対応microSDメモリーカードスロットとミニHDMI出力、マイク/ヘッドフォン兼用端子が並ぶ。サウンドチップはWolfson WM8903を内蔵し、ステレオスピーカーとデジタルマイクも内蔵する。

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 2.1+EDRを内蔵。GPS、電子コンパス、外光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープといった、タブレットデバイスでおなじみのセンサー類も一通り備えている。

横位置の状態(ホームボタンが向かって右に来る状態)で、天面(写真=左)にはなにもなく、底面(写真=右)にはモバイルキーボードドックを装着するための端子とスリットが用意されている

横位置の状態(ホームボタンが向かって右に来る状態)で、左側面には電源ボタン、音量調整ボタン、回転ロックスイッチを装備(写真=左)。右側面にはmicroSDHC対応microSDメモリーカードスロットとミニHDMI出力、マイク/ヘッドフォン兼用端子などを備える(写真=右)

底面の端子部アップ(写真=左)。左側面のボタン部アップ(写真=中央)。右側面の端子部アップ(写真=右)

ホームボタンは白色LEDで光る仕組みで、左右のボタンはタッチセンサーとなっている(写真=左)。ただし、これらのハードウェアボタンは製品版で省かれる予定。正面には120万画素のカメラを内蔵(写真=中央)。背面には500万画素のカメラを備える(写真=右)

 バッテリー駆動時間は約9.5時間、充電時間は約4時間だ。バッテリーはリチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、着脱はできない。コンパクトなACアダプタが付属し、ACアダプタはUSBケーブル接続タイプとなっている。もちろん、USBケーブルはPCとのデータのやり取りなどにも利用可能だ。

 OSはAndroid 3.0をプリインストールしており、Android 3.1に順次アップデートする予定だ。ソフトウェアまわりは試作機で英語版のままとなっており、今回はほとんど触れなかったが、UIはAndroid 3.0をカスタムしたASUS Waveshare UIと同社が呼ぶものを採用するという(試作機のOSはAndroid 2.2だった)。

 ソフトウェアは、オフィススイートのPolaris Officeや電子書籍リーダーのBooklive! Readerを用意し、そのほか、MyCloud、MyLibrary、MyNet、Press Reader、MyNet(DLNA)、ASUS WebStorage(1年版)などが付属する。

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