タブレットとノートの“いいとこ取り”か?――「Eee Pad Transformer TF101」発売直前レビュー:XOOM/Optimus Padとの比較も(3/5 ページ)

» 2011年06月22日 13時00分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

モバイルキーボードドックで拡張性も強化

 モバイルキーボードドック装着時は、本体サイズが271(幅)×185(奥行き)×28(高さ)ミリ、重量は約1.3キロ(モバイルキーボードドック単体は約640グラム)となる。実測での重量は1332グラム(モバイルキーボードドック単体で641グラム)とほぼ公称値通りだった。

 タブレット本体を差し込むスロット部分が出っ張ることもあり、ミニノートPCとしては少し厚くて重くなるが、モバイルキーボードドック側に各種インタフェースや拡張バッテリーを内蔵しているため、その恩恵は大きいといえる。

 モバイルキーボードドックの側面には、2基のUSB 2.0ポートとSDHC対応SDメモリーカード/MMCスロット、ACアダプタ/PC接続端子を配置している。USBにはストレージのほか、マウスなども接続して利用可能だ。USB 2.0ポートにはマグネット付きのカバーが用意されており、非使用時はカチッと閉まる。タブレット本体には、microSDHC対応microSDメモリーカードスロットとミニHDMI出力、マイク/ヘッドフォン兼用端子も備える。

モバイルキーボードドックを装着した状態で、液晶を閉じると、タブレットとキーボードの端がぴったり合う。モバイルキーボードドックの前面(写真=左)と背面(写真=右)にインタフェースは用意されていない

モバイルキーボードドックの左側面には、USB 2.0ポートとACアダプタ/PC接続端子、バッテリーインジケータを配置(写真=左)。右側面には、USB 2.0ポートとSDHC対応SDメモリーカード/MMCスロット(ダミーカード装着済み)が配置されている(写真=右)

タブレット本体の天面(写真=左)には何もない。底面にはモバイルキーボードドック接続用の端子とスリットがある(写真=右)

タブレット本体の左側面には電源ボタン、音量調整ボタンを装備(写真=左)。右側面にはmicroSDHC対応microSDメモリーカードスロットとミニHDMI出力、マイク/ヘッドフォン兼用端子などを備える(写真=右)

外部ストレージやタブレット本体のデータを管理できる「ファイルマネージャー」

 USBストレージやメモリカードを接続すると、直ちに認識されて画面右下に通知され、それぞれのアイコンをタップ(クリック)すると、プリインストールのファイル管理ソフト「ファイルマネージャー」でデータのコピーや移動、削除が行えるようになる。USBストレージやメモリカードを取り外すときは、通知領域の専用アイコンを押せばよい。

 モバイルキーボードドックのタッチパッドで操作していると、PCのように複数のウィンドウを同時に開いてドラッグ&ドロップできないことに少々もどかしさを感じるが、そもそもAndroid 3.0は標準でファイラーを搭載していないため、最初からファイル管理の手軽な方法が提供されているのは、当たり前なようでいて、実は便利なポイントだったりもする。

2つのバッテリーで長時間駆動を実現

 モバイルキーボードドックにはリチウムポリマーバッテリーも内蔵されており、ノートPCスタイルで携帯すると長時間駆動が可能になる点は見逃せない。モバイルキーボードドックを装着すると、タブレット側の内蔵バッテリーに充電されるため、バッテリーチャージャーとして利用することも可能だ。

 タブレット単体のバッテリー駆動時間は約9.5時間と不満のないスペックだが、さらにモバイルキーボードドック装着時は約16時間もの長時間駆動が行えるとしている。バッテリー充電時間はタブレット単体で約4時間、モバイルキーボードドックとセットでは約7時間だ。

 ここでは試しに、バッテリー駆動時間をテストしてみた。テストはバッテリーが満充電の状態で、バックライト輝度を最大値、無線LAN/GPS/Bluetoothをすべてオンに固定し、MPEG-4 AVC/H.264のフルHD動画(映像5Mbps、Baseline Profile L4.1、音声AAC)をバッテリー切れまで再生し続けるというものだ。余談だが、Android 3.0ではBaseline Profile以外(High/Main Profile)のMPEG-4 AVC/H.264動画をサポートしておらず、実際にHD動画を再生しても、コマ落ちが激しく再生は困難だった。

バッテリー駆動時間のテスト結果

 さて、バッテリーテストの結果はタブレット単体で5時間46分、モバイルキーボードドック装着時で10時間35分だった。公称値よりかなり短いとはいえ、かなり厳しい条件でのテストなので、一般的な使い方ではもっと長く動作するはずだ。特にモバイルキーボードドック装着時のバッテリーの持ちには安心感があり、1〜2日程度ならば充電を気にせず使えるだろう。

 なお、モバイルキーボードドックにバッテリーを内蔵したことで、より長時間の駆動に対応できることに加えて、タブレット本体を装着した状態での安定感が増し、液晶を後ろに傾けたときにタブレット側の自重で後ろに倒れたりしないのは、よく考えて作られていると感心する。

 付属のACアダプタ(5ボルト/2アンペア出力、15ボルト/1.2アンペア出力)は、実測でのサイズが28(幅)×53(奥行き)×41(高さ)ミリ、重量がケーブル込みで87グラム(本体のみ65グラム)と小型軽量なので携帯しやすい。

 ACアダプタはUSBで接続する仕様で、付属のケーブルを使ってタブレット本体のほか、モバイルキーボードドックにも直接つなぐことができる。モバイルキーボードドックは単体での充電も可能だ。付属のケーブルでPCとUSB接続すると、PC上でタブレットとデータのやり取りができるが、タブレットへの充電は行えず、充電にはACアダプタが必要だった。

小型軽量のACアダプタはUSBケーブルを分離でき、USBコネクタにほかのUSB機器をつないで充電することもできる(写真=左)。ACアダプタは付属のケーブルを使ってモバイルキーボードドックに接続することも可能だ(写真=右)。ACアダプタは端子部を収納できる


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー