レビュー
» 2011年10月20日 16時30分 公開

なんだか“ちっこい”ヤツを試してみよう:フッ……名刺入れがパンパンだぜ――「ポータブル ミニ スキャナ」で名刺を整理してみた (2/2)

[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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文字の読み取りも可能

 このソフトはスキャンしたデータ内の文字データを読み取る機能もある。スキャン/文字読み取りのウィンドウ内で、OCRボタンを押すと文字認識を行い、結果をWordファイルやテキストファイルで出力してくれる(出力形式はオプションで設定する)。ただし、文字の誤認識率は相応であり、文章全体の5%〜10%程度は正しく認識されない感じだ。

photophoto 文字認識のスキャン結果は、ドキュメントファイルやテキストファイルで出力される

 文字認識の際には、設定画面で認識言語を日本語と英語の両方を選択する必要がある。英語を選択しないとアルファベッドを正しく認識されない。全部で27カ国語を認識するが、英語もろくに扱えないボクには今のところこれで十分だ。ほかの言語が使えるようになったら、今後使ってみたい。

 

 画像データのときと同じく、文字読み取りの場合も取り込んだデータを直接アプリケーション内に貼り付けることができる。その場合は、メニュー画面で真ん中のダイレクトスキャン(文字読み取り)を選択する。使い方は画像データの場合と同じだ。

photophoto ためしに手書きの文字でも認識されるかどうか試してみたが、やっぱりダメだった。「たまねぎIT戦士」と書いて読み取らせたらI以外はすべて文字化けしてしまった(写真=左)。画像データとのときと同じく、文字認識もダイレクトスキャンに対応する(写真=右)

シンプルなので、利用シーンが広がる

photo 名刺をスキャンしてみた。名刺の電子化にはよいが、管理となると名刺管理ソフトなどを使った方がよいだろう

 ということで、このスキャナを使って名刺を整理してみた。慣れてくると1枚あたり30秒ほどで保存までできるが、ドキュメントスキャナに比べると時間がかかるし、フォルダ分けなどの管理も自分で行う必要がある(名刺管理ソフトと組み合わせて使うとより便利になるだろう)。よって50枚、100枚とスキャンするのではなく、イベント会場で出会った人(どのイベントのときに会ったか忘れやすい)のみをスキャンといったように、対象を絞って使う方がよい。

 いきなり全員分やろうとしても面倒だし、挫折してしまいかねない。忘れやすい(混同しやすい)情報だけ保存しておけばよいのだ。これからもイベント取材をした後などに、10分ほど名刺整理の時間を設けることにした。社会人としてちょっと成長した気がする。

 名刺整理以外にも使い道は多そうだ。例えば付せん紙(ポストイット)。ボクは大切な用事や、記事のアイデアなどをポストイットに書いて机の上に張るようにしているのだが、ポストイットがたまってわずらわしくなることも多かった。これらをスキャンして、画像データをクラウドサービス(Dropboxなど)に保存、手持ちのスマートフォンで見るといった方法も考えられる。

 そんなものテキストファイルで保存すればいいじゃないかと思う人も多いと思う。記事のアイデアなど、文章ならばともかく手書きの図では画像データにするほかない。そういう場合は、このスキャナが非常に役に立つはずだ。

photophoto 机上にポストイットを張るくせがある(写真=左)、ポストイットのスキャン画像(写真=右)

 Skypeやメッセンジャーなどチャットにおいても重宝する。言葉では足りず、図を使って相手に説明するときなど、紙に書いてダイレクトスキャンで、相手に画像データを送ることができる。今まではペイントで書いて画像データにしていたが、紙に手で書いたほうが早いし分かりやすい図が描ける。

 本体サイズが小さく、軽いのでどこにでも持ち運べるのもよい。ノートPCとともに持ち歩けば、いろいろな場面で役に立ちそうだ。機能がシンプルであるため、この製品単体ではなく他の製品やサービスと組み合わせて利用シーンが広がるのが面白い。これで「できる子」だと思ってもらえるならいい投資だ。価格は3999円(税込み、送料別)と新人のお財布にもやさしい。

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