キーボードはアイソレーションタイプで、キーピッチは横方向で実測が18.5ミリ、縦方向で18ミリ。キートップサイズは横方向が実測で15ミリ、縦方向が15ミリだ。右寄りに配置した記号キーは幅が狭く、キーピッチが15.5ミリ、キートップサイズが12ミリになる。キーレイアウトやサイズ、入力したときの感触は、同じアイソレーションキーボードを採用するThinkPad X100eシリーズに近い。ストロークが浅いものの、キーがぐらつくこともなく、長い文章入力も快適にできる。薄いボディのノートPCでありがちな“入力でたわむ”こともない。また、一部の外資系Ultrabookで採用する「無理なキーボードレイアウト」もない。
タッチパッドは、105(横)×70(縦)ミリと大きく、マルチタッチ操作に対応する。パット表面はガラス製で、指によるスライド操作をスムーズにする目的で採用した。ただ、汗ばんだ指ではスライドさせる動きがガラス面で「くっ、くっ、くっ」と止められてしまうこともあった。すべての状態でスムーズに動くわけではないようだ。
薄いボディながら、オンラインゲームやフルHDの動画再生などが快適にできる処理能力が求められるUltrabookでは、効率の高い冷却機構が必要になる。IdeaPad U300sでは、キーボードから外気を取り入れて内部の冷却を行う。レノボ・ジャパンでは「呼吸するキーボード」と訴求しており、表面温度もキーボード面で34〜35度、パームレスト部で29〜30度に抑えるとしている。
評価機材で実測したところ、キーボードのFキートップで38.4度、Jキートップで37度、そして、パームレストの左側領域では32度、同じく右側領域で31.6度となった。パームレスト部はレノボ・ジャパンがいうように低めだが、キーボード面はやや高くなっている。また、底面の9点(3×3の格子点)で測定したところ、左前寄りから右前寄りにかけて、33.6度、34.4度、33.4度。左中央から右中央にかけて36.4度、37.4度、35.6度。左後方寄りから右後方寄りにかけて39.2度、43.2度、39.2度と、後方寄りで40度近くの高温となった。
レノボ・ジャパンが用意するデモ動画では、“ひざに載せてIdeaPad U300sを使う”という場面があるが、測定温度もさることながら、実際にやってみても長い時間ひざに載せておくのは衣服の上であっても厳しい。
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