スペシャルな“合体変形”Androidタブレット――「Eee Pad TF201」を徹底検証するTegra 3×薄型軽量×着脱キーボードで無双(2/5 ページ)

» 2012年02月07日 11時30分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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ノートPCと変わらない使用感を提供するモバイルキーボードドック

 本体とモバイルキーボードドックの着脱は簡単だ。キーボードの上部にタブレット本体を装着するスタンドがあり、その中に接続端子が設けられているので、タブレット本体と端子の位置を合わせて差し込めばよい。正しく装着されると、スタンドの左前にあるロック用レバーが右側にずれて固定される。

 このレバーを左にずらして、タブレット本体を引き抜けば、即座にタブレット単体で利用可能だ。電源オンのまま素早く着脱でき、合体すればすぐに文字入力が始められるので待たされるストレスはない。

 モバイルキーボードドックには増設バッテリーを内蔵しているため、重量バランスがしっかりとれており、タイピング中に本体側が後ろに倒れそうになることはない。非常にガッシリした作りで、意図せずロックが外れそうになったり、ヒンジがグラついたりといったことも皆無だ。ハードウェア的には、ノートPCと何も変わらない使用感を実現しているといえる。

 タブレット本体を装着した状態でヒンジの角度は約125度まで開く。それほど大きく開くわけではないが、広視野角のSuper IPS+パネルを採用(詳細は後述)しているため、少々角度が合わなくとも実用上問題になる場面はほとんどなさそうだ。

モバイルキーボードドックのタブレット装着部の手前には、ロックを解除するレバーが設けられている(写真=左)。タブレット本体を装着した状態ではヒンジの角度が約125度まで開き、モバイルキーボードドックの後部が少し浮く格好になる(写真=右)

「Eee Pad TF201」のモバイルキーボードドックを着脱する様子。電源オンのまま、手軽に着脱でき、ドッキングすると即座にキーボードとタッチパッドが使えるようになる
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 モバイルキーボードドックのキー配列は従来同様の6段配列で、キーの内容も同じだ。最上段には輝度やボリューム調整、メディア操作のほか、カメラ切り替え(イン/アウト)、設定呼び出し、戻る、スリープへ移行など、便利なショートカットキーが配置されている。Androidのホームボタンや検索ボタンが独立したキーで用意されているのもポイントだ。

 実測のキーピッチは17.5(横)×16.5(縦)ミリとフルサイズよりは少し狭いが、十分慣れで対応できる範囲内だろう。薄型化に伴い、キーストロークはTF101より浅くなったが、クリック感はしっかりしており、たわみなどもほとんど気にならない。パームレストも奥行きが約55ミリと十分なサイズで、窮屈さを感じずにキーボードが使える。

最上段にショートカットキーを並べた6段配列キーボードは無理のないレイアウトで扱いやすい(写真=左)。ボディを薄型化したことで、キーストロークは浅くなっている(写真=右)

 日本語入力ソフトはTF101と同様に富士ソフトの「FSKAREN for Android」を導入している。キーボードで文字を打つと、直ちに予測変換の候補リストが画面下に表示され、スペースキーやカーソルキー、または画面へのタッチで候補を選択しながら、文字入力を進めていく。もともと携帯端末用のソフトということもあり、変換精度が低く、辞書の登録数が少ないため、単語ごとに細かく変換しながら文章入力を進めることが必要だ。

 ハードウェアとしてはWindows PCと遜色(そんしょく)ない作りのキーボードといえるが、ソフトウェアも含めた文章入力の快適さではかなわないことは覚えておきたい。それでも、通常のAndroidタブレットでソフトウェアキーボードを使って文字を打つより、段違いに文章入力がしやすいことは確かなので、モバイルキーボードドックの意義は大いにある。

 モバイルキーボードドックを装着すると、画面上にPCのような矢印のポインタが現れ、タッチパッドで操作できる。タッチパッドはボタンを一体化したクリックパッドを採用しており、パッドの下方を押し込むと、クリックになる仕組みだ。タッチパッドのサイズは80(横)×44(縦)ミリとボディサイズの割に結構広い。通常はタッチスクリーンの液晶に直接触れたほうが手っ取り早いが、ノートPCと同じようにキーボードを使いながら、手元のタッチパッドでポインタ操作ができるのはありがたい。

「Eee Pad TF201」のモバイルキーボードドックを使えば、AndroidタブレットながらノートPCに近い感覚で文字を入力できる。日本語入力ソフトは富士ソフトの「FSKAREN for Android」
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屋外でも見やすいSuper IPS+液晶を搭載

1280×800ドット表示の10.1型ワイド液晶ディスプレイは、高輝度かつ広視野角だ

 液晶ディスプレイのサイズは10.1型ワイド、画面の表示解像度は1280×800ドットに対応し、10点マルチタッチ対応の静電容量式タッチスクリーンとなっている。白色LEDバックライトとSuper IPS+パネルを採用しており、上下/左右178度の広視野角に加えて、輝度や発色が向上している。

 輝度については、標準の「Standard IPS mode」では最大380カンデラ/平方メートルだが、「Super IPS+ mode」を有効にすると最大600カンデラ/平方メートルまで高まるようになっている。輝度が上がると屋外など光が差し込むような場所でも視認性が確保できる一方、バッテリー駆動時間が短くなるため、通常は「Standard IPS mode」で利用し、特別明るい場所で使う場合のみ「Super IPS+ mode」を適用することが推奨されている。

 実際に試用した印象は「Standard IPS mode」でも十分明るく鮮やかで、角度を変えても色味の変化が少ないという特徴も確認できる。そして、「Super IPS+ mode」を有効にすると、最大数値のイメージほどの差は感じないものの、一段と輝度が高まる。屋内ではまぶしいくらいで、昼間の屋外でも十分実用に耐えるレベルの視認性が確認できた。

 また、液晶パネルの表面には従来同様、強度に優れたGorillaガラスを採用しつつ、新たに表面には耐指紋コーティングが施されている。実際に使って見ると、やはりそれなりに指紋は付き、まったく汚れないというわけではないのだが、視認性に影響するような曇った感じになることはなく、従来機種と比べても確かに軽減されていることは分かる。

ホーム画面の左端をタッチすると開く「ASUSクイック設定」。ここから「Super IPS+ mode」をオンにしたり(画面=左)、自動輝度設定をオンにする(画面=右)といった操作が可能だ。そのほか、電源管理や通信機能などの設定がまとめられているほか、システム設定へのショートカットも用意されており、非常に便利だ

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