SSDに特化したベンチマークテスト「AS SSD Benchmark」は、ISOファイルのコピーやプログラムやゲームなどの実アプリでの性能を評価する。圧縮効率を見るための転送速度の変化グラフを表示するCompression Benchmarkでは、SSD 520がデータの種類によって転送速度が変わっていくのに対して、PX-256M3Pは圧縮機能などを備えていないため、データの種類による性能の差は出にくい。ほぼ変化のない平行線のグラフを描いていることが分かる。
256Gバイトの「PX-256M3P」と競合関係になるだろうIntel SSD 520と比べると、総合的な性能は同レベルといいっていい。ただ、発売されたばかりということもあるが、同じベンダーのM3シリーズやIntel SSD 520シリーズと比べるとやや割高だ。
性能評価中に気がついた点としては、複数回のベンチマークテストによる数字のバラツキや速度低下が少ない。これが「Instant Restore」や「True Speed Technology」の効果であるかどうかは判定できないが、本製品についても安定した運用は十分期待できそうだ。
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