Core i7搭載タブレット「TW3A-A31C77H」の性能をUltrabookと比べてみたタブレット vs Ultrabook(2/3 ページ)

» 2012年04月16日 18時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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Core i7搭載のUltrabookに迫るパフォーマンス

 それでは、パフォーマンスを見ていこう。Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアで最低だったのはグラフィックスの4.6、最高だったのはゲーム用グラフィックスの6.2だった。筆者が業務で使用するThinkPad T410i(Core i3-380M搭載、メモリ2Gバイト)、そして本製品が搭載するCPUのCore i7-2677Mを採用したUltrabook「dynabook R631/W1TD」(東芝ダイレクト限定モデル)とスコアを比べた。ThinkPad T410iと比較すると、グラフィックのスコアは上回るものの、プロセッサ、メモリやHDDはほぼ同じ(か下回る)で、スコア面ではThinkPad T410iとあまり差はつかなかった。

 続いて、Atom搭載タブレット「HP Slate 2」やdynabook R631/W1TDと総合ベンチマークテストのPCMark 7やPCMark Vantageのスコアを比べた。結果はHP Slate 2よりは高く、dynabook R631/W1TDよりはやや低めだ。スコアはUltrabookに及ばないとはいえ、Webサイトの表示やメール、Officeアプリケーションの利用、動画再生などの用途においてはストレスを感じることなく快適に使える。

photophotophoto ThinkPad T410i、dynabook R631/W1TDとWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアを比較した。筆者が業務で使用するThinkPad T410iと同じくらいのスコアだ(写真=左)。PCMark7(写真=中央)とPCMark Vantage(写真=右)のスコア。全体的にHP Slate 2よりは高く、dynabook R631/W1TDよりはやや低めのスコアとなった
photo CrystalDiskMark 3.01のスコア

 SSDのパフォーマンスはCrystalDiskMark 3.01で確認する。リード性能は他社のAtom搭載タブレット(HPの「HP Slate 2」やNECの「LaVie Touch」など)と同様で、ライト性能はこれら2製品よりも低い。SSDにしては少々物足りなさを感じるスコアだが、日常用途での使用感が著しく悪くなるわけではない。

 高負荷時には本体上側面と左側面のスリットから温風が吹き出す。PCMark 7でベンチマークテストを行っている最中の騒音レベルを計測したところ、43デシベルだった(暗静音時30デシベル、製品左側面から15センチの距離で計測)。ベンチマークテストのような負荷をかけずとも、Webブラウジングでもファンが回ることがたまにある。音量はそこまで大きいとは思わないが、ひんぱんに音が鳴るので気になってしまう。

 ただ、ファンが回るような高負荷時でも、不快になるほど発熱することはない。室温21度の環境下でPCMark 7を実行した直後に表面温度を測ったところ、スリット付近は約33度まで温度が上昇したが、手で持つ左下や右下部分の温度はそれぞれ27度、22度となった。右側は室温程度で、ファンがある左側は多少温度が高くなるものの、少し温かいと感じる程度で特に気にならない。

photophoto CPU-Zで確認したCore i7-2677Mの情報

 バッテリー駆動時間のテストは、BBench 1.01(海人氏・作)で行った。BBenchの設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」で、PCは無線LANに常時接続、電源プラン「バランス」でテストを行ったところ、バッテリー残量5%で休止状態へ移行するまで、約357分(5時間57分)となった。これは、公称値の約6.1時間とほぼ同様の動作時間となる。

 TW3A-A31C77Hは、TDP17ワットタイプのCPUを採用したこともあり、標準電圧版CPUを採用するビジネスノートPCと比べれば動作時間はいくらか長い。出張などで1日中タブレットを使うような場面があれば別だが、半日持ち歩くくらいならば、この動作時間でバッテリーは持つだろう。ディスプレイの輝度をより下げれば動作時間はもう少し延長できる。蛍光灯が点灯した屋内で使用する場合、輝度を最低にしない限りは、書類作成などの作業に支障はなかった。

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