消費電力は300ワットとされている。365ワットだったGeForce GTX 590から65ワットの削減となる。外部補助電源コネクタは、GeForce GTX 590と同様に、8ピン×2基の構成だ。リファレンスデザインにおけるグラフィックスカード長は11インチで、GeForce GTX 590とほぼ同じ。SLI用コネクタは1基で、2枚差しの4-way SLIまで対応できる。映像出力インタフェースは、GeForce GTX 590からレイアウトに変更があったものの、DVI×3基にMini DisplayPortという構成に変更はない。
クーラーユニットは、中央にファンを置くレイアウトがGeForce GTX 590と同様だが、マグネシウム製の外装を採用してデザインも凝っている。内部構造も、各GPUと接触する部分にヴェイパーチャンバーを採用し、ヒートシンクのフィンにはニッケルコーティングを施す。また、ファンの下にあたる部分にはエアフローの整流板として機能する。
ほかにも、PCB基板は、いわゆる“2オンス銅薄層”を採用した10層基板となっている。電源回路は10フェーズ構成。GeForce GTX 680のリファレンス基板は4フェーズだったから、おそらく各GPUごとに4フェーズと、PCI Expressブリッジチップで2フェーズプラスしたと思われる。PCI Expressブリッジチップは、PLX製のPCI Express 3.0 x16 3-way対応モデル(各GPU、および、拡張スロットに対してそれぞれPCI Express 3.0 x16接続)を採用するとNVIDIAは説明している。
今回の検証では、すでに紹介しているGeForce GTX 680 SLIの検証データに加える形で、GeForce GTX 690、および、GeForce GTX 590を追加した。グラフィックスカード以外のテスト環境は同一だ。
評価用システム構成 | |||
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GPU | GeForce GTX 680 | GeForce GTX 580 | Radeon HD 7970 |
グラフィックスカード | リファレンスデザイン | ASUS ENGTX580 DCII/2DIS/1536MD5 | GIGABYTE GV-R797OC-3GD |
CPU | Core i7-3960X(3.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz) | ||
マザーボード | Intel DX79SI | ||
チップセット | Intel X79 Express | ||
メモリ | Corsair Memory CMZ8GX3M2A1866C9R(DDR3-1600 4GB×4枚) | ||
HDD/SSD(1) | PLDS Plextor SSD PX-128M2P 128GB | ||
OS | 64ビット版 Windows 7 Ultimate Service Pack 1 | ||
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