毎年、夏はアップルファンが心をときめかせる時期。というのも、Macの開発者が世界中から集うイベント「WWDC」(世界開発者会議)が開催されて、何らかの新製品が登場するからだ。
2012年の開催期間は6月11〜15日で、すでにネット上では新製品のウワサが飛び交っている。iMacは2011年の8月、MacBook Airは7月から1年ほど新モデルが発表されていないし、4月にインテルの新CPU「Ivy Bridge」がリリースされたのに、Macはまだどのラインアップも採用していない。状況からして、これはもう何らかの新しいMacが出そうな雰囲気だ。
というわけで今回は新しいMacをゲットした際に必要になる、データの移行方法についてまとめていこう。基本的には、はじめからMacに用意されている「移行アシスタント」を使えば手間いらずで移行できるのだが、「自動だとファイルが全部コピーされて整理されないので気持ち悪い」という人のために手動の方法も紹介する。
Mac OS Xには、Mac間でデータをコピーできる「移行アシスタント」というソフトが備わっている。購入直後やOSを再インストールしたあとにMacを起動すると、初期設定の画面が出現してこのアシスタントを使ってデータを移せる。
新旧マシンは、同じ有線/無線LANにつなぐか、FireWire 800/Thunderboltのケーブルで直結しておこう。すべてのマシンで実行できるのが、有線/無線LANを使った転送方法だ。無線LANは手軽だが、データが大容量だとコピーに時間がかかるため、できれば有線LANを使いたい。LAN端子がないMacBook Airでは、『Apple USB Ethernet アダプタ』(2400円)を利用する。
ちなみに、iMacからMacBook Airに乗り換えた場合などは、移行先の内蔵ストレージが少ないため、全部コピーできないこともある。こうした場合は、とりあえず設定だけ移行して、必要なアプリだけ別途インストール。音楽や写真などの容量が大きいデータは、旧マシンで管理するという手もある。
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