高い? 安い? 64コア&256Gメモリ搭載で96万8000円のマシン古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2012年11月12日 10時00分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

幅410ミリの平たいThin Mini-ITXケース「SST-PT12B」が登場!

BIOSTER「NM70I-847」

 自作の幅という意味では、近年mini-ITXマザーの人気から小型マシン周辺の充実度が上がっている。先週もSandy Bridge世代のCeleron 847をオンボードで搭載した、BIOSTARのNM70マザー「NM70I-847」が登場した。価格は8500円前後だ。入荷したパソコンハウス東映は「TDP 17ワットのCPUということで、省電力マシンを組むのにちょうどいいマザーですね」と語る。同じCPUを載せたmini-ITXマザーは、11月頭にECSからも「NM70-I」が売り出されている。価格は8000円弱だ。

 さらに、高さ制限を設けた「Thin Mini-ITX」に対応するパーツもゆっくりと選択肢が広がっており、同店にはSilverStoneのケース「SST-PT12B」が入荷していた。価格は1万2000円弱だ。HTPC向けの横置きスタイルで、410(幅)×261(奥行き)×52(高さ)ミリとスリムなケースになっている。スリム光学ドライブと2.5型ドライブがそれぞれ1基内蔵できる仕様で、電源と電源ベイは非搭載。底面にVESA規格に対応するアタッチメントがつけられており、液晶ディスプレイの背面や液晶アームなどに固定できるのが特徴だ。

 「拡張性もそこそこあるので、液晶一体型マシンを自作するのにちょうどいいケースかもしれません。Thin Mini-ITXマザーと対応するCPUクーラー自体、まだインテル純正品くらいしか選べない状況ですが、省スペース性にこだわるならこういうのもアリだと思いますよ」と話していた。

 Thin Mini-ITXマザーは、インテルからH61搭載の「DH61AG」(1万2000円弱)や、Q77モデル「DQ77KB」(1万4000円前後)など数えるほどしか出回っていないが、対応ケースの選択肢は比較的多い。同店では、200(幅)×185(奥行き)×40(高さ)ミリと、外付け光学ドライブ並みに小さい、G-Alanticの「GA6201BK」(1万800円)が1番人気という。「やっぱりコンパクトさを追求する人が多いですからね。潜在需要はあるので、マザーの選択肢がもっと増えてくれれば、もっと売れるかも」と期待を込める。

SilverStone「SST-PT12B」。VESA規格対応の液晶ディスプレイなどに固定できる仕様だ(写真=左)。パソコンハウス東映に並ぶThin Mini-ITXケース。現状では、最上段に置いた小型ケース「GA6201BK」がとくに人気があるという(写真=中央/右)

関連キーワード

Windows 8 | アキバ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー