これぞ! お祭り! 「SITEX 2012」の日曜夜:こんなデジタル家電イベントは……面白い!(3/3 ページ)

» 2012年11月28日 17時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

年に一度のSITEXで、デジタル家電を買いそろえる

「明日は普通に月曜日で、みんな普通に仕事ですよ」と、こともなく答えてくれたSITEX 2012の運営スタッフ

 シンガポール最大のデジタル家電イベントと主催者が紹介するSITEX 2012だが、その実態は、シンガポール最大のデジタル家電“即売”イベントだった。出展者の目的は製品の売り上げであって、製品をより多く売るために人気の高いPCメーカーのロゴを大きく掲げ、製品の特徴(それは、搭載するCPUの種類や採用した新しい技術とかではなく、コストパフォーマンスと無料で付属するサービス品だったりするが)を紹介するという、ある意味、とても正直な動機に基づくイベントになっている。

 このような即売イベントを多くのユーザーが支持しているのは、日曜日の夜というのに、歩くこともままならないほどに通路を埋める来場者の数が物語っている。夜も遅いのに人が増える一方なので、「ああ、そうか、シンガポールはきっと大型連休期間に突入したんだ」と勝手に思い込んでいたら、SITEX 2012のスタッフが「いえ、普通の月曜日ですよ」と答えてびっくりしたりする。「な、な、な、なんで、日曜の夜で、明日は仕事なのに、こんなに人が多いんですか?」「SITEXはシンガポールで一番有名なイベントで、みんな、家電やPC、デジタルカメラ、プリンタなどを、この機会に購入するのです」

 SITEXは、ユーザーにも「シンガポールで最大のデジタル家電“お買い物”イベント」として認識されている。ちなみに、PCやスマートフォン、タブレットにデジタル家電は、シンガポールの中心部にある電脳街(というよりデジタル製品専門ショップが多数入居するショッピングビル)で、いつでも購入できる。SITEX 2012の物販ブースで示す実売価格は、電脳街の価格と変わらないばかりか、電脳街では値引き交渉も可能なので、SITEX 2012の物販ブースで購入するメリットはそれほどない。SITEX 2012期間中の電脳ビルも、訪れる人は多い。

 それでも、シンガポールの人は、大挙してSITEX 2012の会場に足を運んで、40型液晶テレビをお持ち帰りする。来場者の数とイベントの盛り上がり、そして、たぶん、出展企業が望む成果(製品の売り上げという、とても直接的で分かりやすい指標があるだけに)という意味で、SITEX 2012は、それぞれに参加する意味のある「デジタル家電イベント」といえるのだろう。

海外のデジタル製品ショップで興味深いのは、日本に出荷しない製品を購入できることだ。AcerのICONIA W510は日本でも発表済みだが、シンガポールではすでに出荷を始めている。SITEX 2012に優先して在庫を回しており、街の専門ショップでは受注のみ。会場でも金曜日にあった在庫が日曜日にはなくなっていた(写真=左)。RugGearのIP67対応というごついAndroidスマートフォンも日本ではみることがないモデルだ(写真=右)

デジタル関連製品に限っていえば、シンガポールの実売価格は日本と同等か、やや高い。安いものを探して買う、という意味では、シンガポールでPCやデジタル機器を購入する意味はあまりないといえる(写真=左)。NokiaのWindows Phone 8モデルも920から800、そして610とならぶ。しきりに勧めてきたLumia 610(なぜ、それ?)の実売価格は258シンガポールドルだ(写真=右)

家族向け物販イベントという性格からか、“おねえさん”はほとんどいなかった。IEM会場に隣接するブースでは、ゲームつながりでコスチュームプレイヤーコミュニティーがブースを構えていたりする。ほかは、季節柄定番のサンタ娘、そして、なぜかLG Oputimus天使を発見した

そのようなイベントでも、しっかり“おねえさん”をそろえていたのがIntelブースだ! いや、IMEに協賛するBenQだ! ありがとー!

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. Windows 11でサインイン後に「画面が真っ黒になる」事象が確認される 発生時は暫定解決策あり (2026年09月28日)
  2. 圧倒的な通気性と航空モチーフのデザインが光る「ANAオリジナル タフな背中がムレにくいビジネスリュック」を試す (2026年09月28日)
  3. AnthropicがAIモデル「Claude Opus 5.5」を発表/OpenAIもAIモデル「GPT-6 Sol」「GPT-6 Luna」を投入 (2026年09月27日)
  4. 斜め吸気や底面ARGBなどThermaltakeの新作ピラーレスケースが話題に! Lexar製SSDはモデル数が拡充 (2026年09月28日)
  5. GeForce RTX 5080は30万円超えの空気感――GPU高騰の裏で見つけた7割引の水冷パーツと8万円台の小型PC (2026年09月26日)
  6. 入手困難な「PS5 Pro」の販売がソニーストアで再開 発送は11月以降、購入申込み条件はPS5/PS4のプレイ実績60時間以上 (2026年09月28日)
  7. “Vision Pro級”のMR体験が約100gの軽量グラスで? 最新の「Meta VR Glasses」を試して分かった圧倒的な快適性 (2026年09月25日)
  8. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  9. 「約12万円のPS5 ProよりゲーミングPCを買った方がいい」は本当なのか? 同等スペックで組んだら価格は…… (2024年09月19日)
  10. Ryzen AI Max+を搭載したハイスペック9型ミニノート「GPD WIN Max 3」 (2026年09月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー