12月22日、サードウェーブデジノスが主催する日本最大級のPCゲームイベント「第6回秋葉原PCゲームフェスタ」がベルサール秋葉原で開幕した。22日より24日までの3日間、注目ゲームタイトルのタッチ&トライコーナーやFPSゲーム大会などでPCゲームを盛り上げていく。取材した初日は天候が悪かったものの、地下1階の特設ステージで行われた「Alliance of Valiant Arms」決勝戦(ゲームオン主催)の観戦者が開場前から並ぶ様子も見られ、多くのPCゲームファンがアキバに集った。
オープニングセレモニーに登壇したサードウェーブデジノス取締役社長の松野康雄氏は、「これまでPCゲームに特化した『ガレリア』(ドスパラの高性能PCブランド)を中心にコアビジネスを展開してきた。PCゲームフェスタは第6回を迎えたが、今回も人気タイトルメーカー様にご協賛いただき、PCゲームファンだけでなく、これまでPCゲームになじみがなかった人も楽しめるイベントになっている。こうしたイベントを通じてPCゲームファンを増やしていきたい」とあいさつした。
続いて登壇したNHN JAPANゲームエンタープライズ事業グループのチェ ユンソッ氏は、「現在はスマートフォンなどさまざまなデバイスでオンラインゲームもできる環境だが、PCゲームにはパソコンでしか味わえない楽しみがある。PCゲームフェスタは6回目ということで、この秋葉原がPCゲームの発信地として定着していると感じている。是非このイベントでお気に入りのゲームを見つけてから帰ってほしい」と語った。
秋葉原ゲームフェスタにあわせて「GALLERIA」ブランドのゲーミングノートPC「GM680M」と「GM680D」の2モデルが参考出品されていた。
いずれも17.3型ワイド液晶ディスプレイ(1920×1080ドット)を搭載するノートPCで、ハイエンドモバイル向けGPU「GeForce GTX 680M」を2基搭載するSLI構成になっているのが最大の特徴だ。また、GM680MはCPUにCore i7-3940XM Extreme Editionを搭載するが、GM680DはチップセットにIntel X79 Expressを採用し、デスクトップ向けのCPUを搭載する(なお、試作機はCore i7-3820だったが、製品版ではCore i7-3960X Extreme Editionを採用予定という)。さらにGM680Dは、5.1チャンネルスピーカーを内蔵し、DisplayPort、HDMI、DVI-Iの各出力で3画面出力が可能だ。
そのほかの基本スペックはほぼ共通で、メモリ容量は16Gバイト(最大32Gバイト)、ストレージは128GバイトSSD+1TバイトHDDという構成になる。ネットワーク機能は、IEEE802.11b/g/nとギガビットLANおよびBluetooth 4.0。本体サイズと重量は、GM680Mが419(幅)×293(奥行き)×49.7(高さ)ミリ/約3.9キロ、GM680Dが419(幅)×286(奥行き)×62.1(高さ)ミリ/約5.5キロ。バッテリー駆動時間はまだ確定していないとのことだが、SLI動作でなければ2時間程度、SLI時でも1時間は動くようだ。
ドスパラの製品担当者は「ゲームのためにデスクトップPCと同等のパフォーマンスを求めていても、設置スペースの都合でどうしてもノートPCでなければならない人もいます。そうした人に注目して頂きたいですね。これ(GM680D)をノートPCと呼んでいいのであれば、最強のノートPCなのは間違いないでしょう」と語っている。発売時期は未定だが、2013年の1月か2月(おそらく2月頭になるとのこと)、価格も「30万円は超えないようにしたい」(同氏)。
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