ドスパラは11月23日、1992年のDOS/Vパラダイス設立から20周年を祝して記念イベントを開催した。
式典には、同社取締役社長の畑谷氏をはじめ、インテル、NVIDIA、日本AMD、日本マイクロソフトから関係者が参列、これまで秋葉原でPC自作市場をけん引してきたドスパラに祝辞を述べるとともに、「これからも一緒に市場を盛り上げていきたい」と、今後の友好的なパートナーシップを強調した。
冒頭に登壇した畑谷社長は、自作ブームが隆盛した1992年に設立した同社が、Windnows 95の登場による市場の拡大や、その後のインターネット需要によって順調にビジネスを拡大してきたと振り返り、「これも20年に渡ってたゆまぬ技術革新を行ってきたパートナーや、こうした技術を活用してきたユーザーの支援によるものだ」と感謝の意を述べるとともに、「昨今の厳しい経済情勢やモバイル市場の拡大といった変化の中にあっても、変わらず市場を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
ドスパラ20周年記念にあわせて、同店舗ではさまざまな特価キャンペーンを実施しているが、それ以上に注目を集めたのが、今回の式典で披露された新型タブレット端末「ドスパラ タブレット」だ。詳細なレビューは後日掲載するとして、ここでは主なスペックを紹介しよう。
ドスパラ タブレットは、1024×600ドット表示に対応したIPSパネルを採用する7型タブレットだ。OSはAndroid 4.1(jelly bean)。CPUとGPUはともにデュアルコアで、Amlogic 8726-M6(Coretex-A9 Dual Core/1.5GHz)とMAli400(×2)を搭載。1GバイトのRAMと8Gバイトのフラッシュメモリを内蔵するほか、microSDメモリーカードスロットも備える(最大32Gバイトまで対応)。インタフェースは、上記microSDのほか、mini USB、mini HDMI出力、ヘッドフォン出力など。また、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANと200万画素カメラも内蔵する。
本体サイズは189.3(幅)×120.45(奥行き)×11.2(高さ)ミリ、重量は約340グラム。バッテリー駆動時間は、公称約6時間となっている。驚かされるのはその価格で、なんと1万円を切る9980円。発売は12月予定だが、すでに予約を受け付けている。
(※2月21日追記)液晶ディスプレイの仕様について、販売元のドスパラより、カタログスペックに記載した「IPS方式」ではなく「TN方式」であるとの訂正がありましたが、同リリースで触れられているとおり、編集部で評価した検証機はIPS方式でした。
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