全国にPCショップを展開するドスパラからオリジナルのタブレット、その名も「DOSPARA TABLET」(ドスパラタブレット)が登場した。
その第1弾モデルとなる「A07I-D15A」は、7型ワイド液晶ディスプレイを搭載した小型軽量なサイズで、OSにはAndroid 4.1を採用している。そして、何といっても9980円という1万円を切る低価格が最大の特徴だ。ドスパラの20周年記念イベントで隠し球として発表され、その安さで注目を集めたことは記憶に新しい。
今回は2012年12月20日の発売に先駆けて実機を入手したので、性能や使い勝手をチェックしていこう。
横位置で見た場合、ボディのサイズは189.3(幅)×120.45(高さ)×11.2(厚さ)ミリ、重量は約340グラム。同じ7型ワイド液晶ディスプレイを搭載するGoogleの「Nexus 7」(198.5×120×10.45ミリ、約340グラム)と比較すると、重量はまったく同じで、横幅が9.2ミリも短く、高さが0.45ミリ長く、厚さが0.75ミリ増しているだけだ。片手でもホールドしやすい手軽さがうれしい。ちなみに、重量の実測値は330グラムと公称値よりも軽かった。
液晶ディスプレイの上部には200万画素のインカメラを搭載している。本体背面にカメラを装備しない点はNexus 7と同様だ。インカメラのある側を上に見て、本体上面にボタン類、左側面に端子類がまとめられている。ボタンは電源ボタンのほか、音量調整ボタン(大/小)と、ホーム画面を表示するホームボタンが用意されている。
端子類は7型タブレットとしては充実しており、mini USB 2.0、mini HDMI出力、microSDメモリーカードスロット(SDHC対応)、ヘッドフォン出力、DC入力(ACアダプタ接続用)がある。内蔵のスピーカーとマイクはモノラル仕様だ。
バッテリーの容量は3700ミリアンペアアワーで、バッテリー駆動時間の公称値は約6時間だ。最近の7型タブレットとしては少々短めのバッテリー駆動時間ではある(テスト結果は後述)。付属のACアダプタは出力仕様が5ボルト/2.0アンペア。ACアダプタのサイズは、プラグの張り出し、ケーブルの根元部分を含めても実測値で43(幅)×88(奥行き)×48(高さ)ミリと小型で、重量も実測80グラムと軽量だ。
付属品はACアダプタのほか、USB mini BオスからUSB Aオスへの変換ケーブル(PC接続用)と、USB mini BオスからUSB Aメスへの変換ケーブル(周辺機器接続用)、イヤフォンまで含まれる。PCとUSBケーブルで接続すれば、USBマスストレージでの動作が可能だ。またACアダプタを使わず、PCからのUSBバスパワーでの充電も行えた。
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