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» 2012年12月10日 18時45分 公開

Androidタブレットの低価格化もここまで来た:9980円の7型タブレットは買いなのか?――「DOSPARA TABLET」実力診断 (3/3)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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日常操作に不足ないパフォーマンス

 ベンチマークテストは、AnTuTu Benchmark 3.0.2と、Quadrant Professional Edition 2.1.1、Octane Benchmark V1を実行した。参考までにTegra 2(1.0GHz)を搭載した「Eee Pad Slider SL101」のスコア(OSはAndroid 4.0.3)も掲載した。

 Quadrant Professional Editionの結果は3D描画のみ互角だが、ほかはすべてEee Pad Slider SL101より高いスコアを獲得し、総合では約34%上回っている。Octane BenchmarkもEee Pad Slider SL101より低いスコアは1項目のみで、総合では約20%よいスコアが出た。AnTuTu BenchmarkはGPUで2倍近いスコアを出している一方、CPUやRAMのスコアが振るわなかったが、それでも総合では勝っている。

 総合的にみれば、1世代前の10型タブレットより1〜2割程度は快適に使えるとみていいだろう。実際の操作感もそのくらいの印象で、最新世代のモデル並に爆速とはいわないまでも、Webブラウズなどの日常操作に不満のないパフォーマンスが得られる。

AnTuTu Benchmark 3.0.2のスコア(グラフ=左)。Quadrant Professional Edition 2.1.1のスコア(グラフ=中央)。Octane Benchmark V1(グラフ=右)

 バッテリー駆動時間のテストも行った。テスト内容は、ディスプレイの輝度を50%、無線LANをオン、音量を60%に設定し、メールアプリで15分おきに受信トレイをチェックする環境下で、MPEG-4 AVC/H.264(Baseline Profile)形式の1080p動画ファイルをリピート再生させるというものだ。

 このテストでは、バッテリー満充電から残り2%で休止状態に移行するまで約6時間動作した。使用状況によって駆動時間は変わるが、今回のテストは公称値の約6時間と同じ結果が得られており、まずまずのスタミナだ。

 ボディの発熱については、端子類がある側面から中央近くまでじんわり熱を帯びる。しばらくWebや動画などを見ているくらいならば少し温かくなるという程度だが、ベンチマークテスト中には表面温度が最大で39度(室温22度の環境)にまで達した。つまり、横位置表示で左手に持った状態では、手のひらに熱が伝わりやすい。

 一方、ボディの反対側半分はほとんど発熱しない(ほぼ30度以下)ので、横位置表示の場合は右手で持つか、カメラがあるほうを下向きにして表示を180度回転させてから、左手で持てば問題ないだろう(アプリによっては表示向きが固定されるが)。

7型のよさを実感できる手ごろなタブレット

予約特典のケースはブラックとブラウンを用意

 ドスパラでの販売価格は、冒頭でも述べたように9980円と非常に安い。発売日は12月20日の予定だが、初回入荷分の予約受付はすでに終了しており、12月10日18時現在では次回入荷分(12月末予定)の予約受付を行っている状況だ。12月19日までに予約受付を済ませれば、予約特典として専用のタブレットケースが付属するのは見逃せない。

 最近は、本体が安くてもACアダプタやケーブル類が別売のオプション扱いという製品もあり、一通りそろえてケースまで含めて見積もると結構な金額になってしまう場合もあるが、このDOSPARA TABLET(A07I-D15A)は当面必要なものがすべて付属していて1万円を切り、専用ケースまで入手できるのだから、お買い得というほかはない。

中国Ainolの7型タブレット「Novo7 Crystal」がベースのようだが、ドスパラによる付属品の日本語化や1年間保証、サポート面は大きな魅力だ

 品質面も「安かろう悪かろう」では決してない。高価な製品と比べてみれば細かい作り込みの部分で譲るところはあるものの、価格を考えれば十分許容範囲内だ。廉価な中国製タブレットと比較して、ドスパラのブランドを冠しただけあって、日本語マニュアルや1年間の保証期間が付き、ドスパラでサポートが受けられるのには安心感がある。

 片手だけでしっかり持てるコンパクトさ、使っていても腕に疲れを感じない軽さ、スマートフォンよりも大きく見やすい画面など、7型タブレットのよさはDOSPARA TABLET(A07I-D15A)でしっかり実感できるはずだ。

 Google Playを搭載しない点で万人向けとはいい難く、使いこなしにユーザースキルを求められるのは惜しいが、すでに10型タブレットやスマートフォンを活用していて7型は限定的な利用で十分という方、タブレットに対してホビー的な興味がある方には、コストパフォーマンスの高い有力な選択肢になり得る。

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