ASUSTeK Computer(ASUS)からスライト式キーボード付きのAndroidタブレット「Eee Pad Slider SL101」が登場した。
同社のキーボード付きAndroidタブレットといえば、モバイルキーボードドックを着脱できる「Eee Pad Transformer TF101」があるが、SL101はスライド式のキーボードを本体に内蔵し、そのうえで薄型軽量化を図っている。
PC USERでは2011年10月8日の発売日に動画&写真レビューを掲載済みだが、今回は配布されたばかりのAndroid 3.2.1アップデートを適用し、キーボードの使い勝手やパフォーマンス、バッテリー駆動時間なども含め、じっくりチェックしていこう。
キーボード収納時のボディサイズは、273(幅)×180.3(奥行き)×18.3(高さ)ミリ、重量は約960グラムだ。実測値も965グラムとほぼ公称値通りだった。TF101はキーボード装着時に約1.3キロあったので、持ち比べるとかなり軽く感じる。ちなみに、約601グラムのiPad 2にスマートカバー、外付けBluetoothキーボード(Apple Wireless Keyboard)を足した実測重量(1054グラム)よりも軽い。
一方、約680グラムのTF101単体(12.98ミリ厚)やiPad 2(8.8ミリ厚)などと比べると、SL101はやはり重くて厚みがある。片手で持って操作するにはギリギリ許容範囲といったところだ。液晶フレームの部分が少し広めに感じるが、厚みがあるため、支えるにはしっかりとホールドすることが必要で、実際に持って手で支えてみると、フレーム部分の広さはこれくらいがちょうどよい。
ボディカラーは薄くラメの入ったホワイトとシャンパンゴールドに、シルバーのアクセントを付けている。液晶フレームは光沢ブラック、サイドにあるスピーカーやコネクタにもブラックの部分があって少々うるさく感じるものの、ホワイトの部分にはしっとりとした手触りの丁寧な表面加工が施されており、なかなか高級感のある仕上がりだ。
本体装備の端子類はタブレットとしては豊富で、液晶フレームのASUSロゴが右上に見える横位置を基準にすると、電源ボタンは左側面の下部にある。その上にボリューム調整ボタン、リセットボタン(システムが応答しなくなったときに使用)があり、左側面の上部にはmicroSDHCメモリーカードスロットがある。右側面にはUSB 2.0ポートとヘッドフォン/マイク兼用端子、天面の左端にUSB ACアダプタをつなぐドッキングコネクタ(PCとの接続にも利用)、ミニHDMI出力端子を装備する。底面にはスピーカーが内蔵されている。
また、液晶フレームの上部にビデオチャット/ビデオ会議に適した120万画素のWebカメラ、その裏面にはスナップ撮影などにも使える500万画素の高画質Webカメラを内蔵している。
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