15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載するUltrabook「HP ENVY Ultrabook 6-1200」は「HP ENVY Ultrabook 6-1100」の後継機種だ。CPUがCore i5からCore i7になり、外付けグラフィックスを採用、ディスプレイの解像度が1366×768ドットから1920×1080ドットに向上するなど、基本スペックが大幅に向上している。
主なスペックは、CPUがCore i7-3537U(2GHz/最大3.1GHz)、メモリが8Gバイト、ストレージは32GバイトSSD+500GバイトHDD、ディスプレイの解像度はフルHDに対応する。グラフィックスはRadeon HD 8750M(グラフィックスメモリ2Gバイト)だ。
外観やインタフェース類は、従来モデルを継承する。2in1メディアスロット、USB 3.0×2、USB 2.0×1(電源オフUSBチャージ機能付き)、音声入出力、92万画素のWebカメラなどを備える。ネットワーク機能としてギガビットLANおよびIEEE802.11b/g/n+Bluetooth 4.0対応モジュールを内蔵する。
本体サイズは374(幅)×253(高さ)×19.8(高さ)ミリで、重量は約2.09キロ。OSはWindows 8がプリインストールされる。外部GPUを採用するなど、スペックが向上したことで、バッテリー動作時間は約7時間30分と従来モデルよりも約1時間短くなっている。発売日は2013年2月下旬の予定で、価格はオープン。想定実売価格は13万円前後だ。
14型モデルの「HP ENVY Ultrabook 4-1200」は、直販サイト“HP Directplus”にて2013年2月上旬に発売する予定だ。価格は8万9800円から。CPUをCore i5-3337U(1.8GHz/最大2.7GHz)に、メモリ容量を4Gバイトから8Gバイトに強化した以外は、従来モデルとほぼ共通の仕様となる(OSはWindows 8)。
タッチ対応ディスプレイを搭載する「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4-1200」はCore i3を搭載する下位モデルを追加したのが、従来モデルからの大きな変更点だ。上位モデルについては、CPU(Core i5-3337U)以外は従来モデルと共通の仕様となる。
下位モデルの主なスペックは、Core i3-3227U、4Gバイトメモリ、500GバイトHDD+32GバイトSSD、1366×768ドット対応14型ワイドディスプレイ、インテルHDグラフィックス4000(CPU統合グラフィックス)、IEEE802.11b/g/n+Bluetooth 4.0など。2013年2月下旬に発売予定で、実売価格はCore i5を搭載する上位モデルが11万円前後、Core i3を搭載する下位モデルが9万5000円前後となる見込み。

HP ENVY Ultrabook 4-1200(写真=左)は基本スペックの強化、HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4-1200(写真=右)は下位モデルの追加が、2012年秋冬モデルからの主な変更点となる
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