アップル製品は無線が快適! AirMacでケーブルレス生活を始めよう:広田稔のMacでゴー!!(16)(1/3 ページ)

» 2013年04月04日 16時30分 公開
[広田稔,ITmedia]

無線LANでケーブルレス生活をめざす

筆者宅のソファー脇に鎮座するAirMac Expressさん。先代のTime Capsuleは前回記事に書いたように故障したので分解し、HDDだけ取り出して廃棄してしまいました……

 春といえば、変化の時期。ITmediaの読者の中には、この4月1日から部署や職が変わって、新しい土地でスタートを切ったという方も多いはず。また、新社会人や大学生になってひとり暮らしを始めた人もいるだろう。そんな居を移した際、インターネット接続にあわせて用意しておきたいのが、無線LANだ。

 3月末には、無線LANの新規格である「IEEE 802.11ac(Draft)」対応の製品がNECアクセステクニカやバッファローから発表され、にわかに注目を集めている。

 今まで理論値の最速はIEEE 802.11nの最大600Mbpsだったが、それが最大7Gbpsまで一気に引き上げられたからだ。実際、NECアクセステクニカやバッファローの製品は最大1.3Gbpsという速度で、「無線でもギガ」時代の夜明けを感じさせる。

 というわけで、新生活の春だし、無線LANも注目を集めているので、今回はMac初心者に向けて、ケーブルレス生活の作り方についてまとめてみる。この3、4月にMacを買った人は要チェック!

左がIEEE802.11ac(Draft)に対応したNECアクセステクニカの「AtermWG1800HP」、右がバッファローの「WZR-1750DHP」。WG1800HPは実売価格が1万9000円前後、WZR-1750DHPは価格が2万2050円

Macで無線LANを使うなら「AirMac」でしょっ!

 アップルは当初から無線LANの採用に積極的な企業で、1999年7月にはIEEE 802.11bに対応する初代の無線LANアクセスポイント「AirMacベースステーション」と、Macに差すAirMacカードを発売していた。

 その後、無線LANの技術が進むにつれて順調に11g、11nと通信速度を上げてきたわけだが、11acについては今のところアクションを取っていない。個人的には毎年6月前後に開催している開発者向けイベント「WWDC」(世界開発者会議)で発表されるのでは、と見ている。

 とはいえ、無線LANの快適さは、アップルの11ac対応製品を待たずして今すぐに手に入れたいもの。すでにMacBook AirとMacBook Pro RetinaディスプレイモデルはLANポートを備えておらず、無線LANでのインターネット接続が前提だ。ケーブルを差す必要がなければ、ソファやベッドなど家中どこでもノート型Macを運んで使えるし、デスクトップ型Macでもより自由なレイアウトで利用できるというメリットがある。

 無線LANアクセスポイントは、周辺機器メーカーから数多く発売されているが、PCはMacをメインに使っている、という人ならアップル製品で統一してしまうのがオススメだ。1番のメリットは設定がめちゃくちゃ簡単という点。ドライバやソフトウェアをインストールすることなく、OS Xに標準で入っている「AirMac ユーティリティ」で設定できるうえ、iPhoneやiPad向けにもアプリが用意されており、Macなしでも利用できる。アップル製品らしく、外観デザインがシンプルで、部屋に置いても無骨な印象を与えない(と感じるんですが、どうでしょう)。

「AirMacユーティリティ」の操作画面。ベースステーションをクリックすると、現在接続している端末が表示される。ここで「編集」を押すと詳細設定が可能だ。名前の右側にある緑丸は、きちんと動作していることを表している。何らかのトラブルが起こるとオレンジ色に変わる(画面=左/中央)。iPhone/iPad/iPod touchでも「AirMacユーティリティ」アプリで操作が可能だ(画面=右)

 現状、AirMacシリーズはニーズにあわせて3モデルがリリースされている。いずれもIEEE 802.11a/b/g/nに対応しており、電波帯域も2.4/5GHzのデュアルバンドで利用可能だ。

 PCにあまり詳しくない人にとってはナゾの文字の羅列かもしれないので説明しておくと、IEEE 802.11は無線LANの規格で、普及しているのが「b」と「g」、最も速いのが「n」だ。電波帯域は、2.4GHz帯のほうが多くの機器で対応しているが、集合住宅や街中などで無線LANアクセスポイントが密集してるところでは、お互いの通信が干渉して速度低下が起きやすい。一方、5GHz帯は比較的空いてるので、5GHz帯が使える最近のMacやiPhone 5では、速度の向上が見込める。……とまぁそんな小難しいことを考えずに、買ってきてそのままつなげば「ええ感じ」に設定してくれる。

 多くの人は、1番安い「AirMac Expressベースステーション」で事足りるはずだ。無線LANに加えて10/100BASE-Tの有線LANポートも1つだけ備えている。下位モデルなのに、なぜか唯一、アナログ/光デジタル音声出力を搭載しており、ここにスピーカーをつなぐとMacのiTunesやiPhoneの「音楽」などに入った曲を再生できるのが特徴(これを「AirPlay」という)。有線LAN機器をいくつも使うなら、ギガビットのLANポートを4つ備えた「AirMac Extremeベースステーション」、さらにネットワーク上にHDDを公開してほかのマシンとデータを共有したいなら「Time Capsule」という選び方になる。

スピーカーをつないでiTunesやiPhoneなどの音楽を流せる「AirMac Expressベースステーション」。価格は8400円(写真=左)。ギガビットLANポートを4基備えた「AirMac Extremeベースステーション」。価格は1万5400円(写真=中央)。HDDを内蔵した「Time Capsule」。価格は2Tバイトモデルが2万6400円、3TBモデルが4万4400円(写真=右)

 と、AirMacの基本を理解したうえで、何が無線化できるかをざっくりと見ていこう。ガジェットはやはり「これを買えば、俺の生活がこんなに便利になる!」とテンションを上げて買うのが醍醐味(だいごみ)。自分のニーズにあいそうな目的を見つけてほしい。

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