日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月8日、ビジネス向けコンバーチブルノートPC「HP EliteBook Revolve 810」を発表した。直販サイト“HP Directplus”限定で2013年5月下旬に発売する。価格は15万5400円から。
本製品は、液晶ディスプレイのヒンジが回転する機構を採用したのが最大の特徴だ。液晶ディスプレイを180度回転させて閉じることで、クラムシェルタイプのノートPCスタイルから、スレートタイプのタブレットPCスタイルに“変形”する。
ビジネス向けマシンとして、TPM 1.2準拠のセキュリティチップやセキュリティロックポートを備えるほか、マグネシウムのボディとディスプレイを覆うGorilla Glass 2で高い堅牢性も確保しており、低温(−30度)や高温(50度)での動作、高度4572メートルでの動作など、厳しいテスト内容の米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアしている。
ラインアップはOSとCPUが異なる3モデルを用意する。それぞれの価格は以下の通り。CTOカスタマイズのメニューはなく、Core i5-3437Uを搭載するマシンはインテルのvPro Technologyに対応する。
HP EliteBook Revolve 810の主な構成 | ||
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OS | CPU | 価格(税込み) |
64ビット版Windows 7 Professional(Windows 8 Proのダウングレード権を使用) | Core i3-3227U(1.9GHz) | 15万5400円 |
64ビット版Windows 7 Professional(Windows 8 Proのダウングレード権を使用) | Core i5-3437U(1.9GHz/最大2.9GHz) | 17万6400円 |
64ビット版Windows 8 Pro | Core i5-3437U(1.9GHz/最大2.9GHz) | 17万6400円 |
そのほかの主な仕様はメモリが4Gバイト(DDR3-1600)、ストレージが128GバイトSSD、11.6型ワイドのタッチ対応液晶ディスプレイ、光学ドライブは非搭載、グラフィックスはCPU統合(Intel HD Graphics 4000)となる。液晶ディスプレイの解像度は1366×768ドット、輝度は400カンデラ/平方メートルだ。液晶上部に92万画素Webカメラ(720p HD)を配置し、通信機能としてギガビットLAN、IEEE802.11a/b/g/n+Bluetooth 4.0モジュールおよびNFCリーダーを内蔵する。
インタフェースは、USB 3.0×2(うち1基は電源オフ時の給電に対応)、DisplayPort 1.1a出力、Micro SDカードスロット(SDXC対応)、音声入出力を備えた。センサーは3軸加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー、デジタルコンパスなどを搭載する。
バッテリーは6セルで容量は44ワットアワー。バッテリー動作時間は約8時間となる。本体サイズは285(幅)×212(奥行き)×22(厚さ)ミリで、重量は約1.4キロ。
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