「どちらも妥協しない」──レノボ・ジャパン、新世代の着脱式ThinkPad「ThinkPad Helix」を発表ハイブリッドUltrabookの本命か(1/2 ページ)

» 2013年04月09日 13時30分 公開
[ITmedia]

タブレットとノートPCを高度に両立、新世代の着脱+ハイスペックなUltrabookが登場

photo タブレットとノートPC、双方の機能を両立する「ThinkPad Helix」

 レノボ・ジャパンは4月9日、着脱スタイルのUltrabook「ThinkPad Helix」を発表、2013年4月下旬に発売する。同社直販サイトでのBTO(Built to Order)に対応し、最小構成例価格は16万8000円前後、Core i7+8Gバイトメモリ+256GバイトSSD仕様の上位構成例価格は23万5000円前後と想定される。

 ThinkPad Helixは、2013年1月「2013 International CES」で公開された着脱式ThinkPadの新シリーズ。キーボード部とディスプレイ部の着脱を可能とし、外出や会議にはフルHD解像度+Ultrabookと同等のパフォーマンスが得られる「高性能タブレット」として、ドキュメント作成やデスクワーク時はキーボード付きの「Ultrabook」として、それぞれビジネスシーンに実践投入できるパフォーマンス、利便性、堅牢性を備えた。同社は「Ultrabookとタブレット、両方のビジネスニーズを満たすハイブリッドマシン」とうたい、着脱式Ultrabookとして国内初登場かつ国内最軽量(2013年4月現在、同社調べ)を実現した。

 ボディはタブレットとして単体動作するディスプレイ部と、トラックポイント付きでThinkPad X1 Carbonと同等の打鍵感を実現するというキーボード部に分離可能。タブレット、ノートPCそれぞれの活用シーンを高度にカバーできるのはもちろん、“プレゼンスタイル”“ビュワースタイル”などとしても活用できるよう、“逆にも差せる”工夫を取り入れた着脱機構を採用した。

 タブレット単体の重量は約785グラム(最軽量構成時)で、バッテリー動作時間は最大8時間。キーボードを装着したノートPCスタイル時は約1.6キロで、最大約12時間(キーボード部にもバッテリーを内蔵)。ノートPCスタイル時のバッテリーはキーボード部を先に消費、充電はタブレット部を優先するといった利便性を考慮した制御はもちろん、双方に同じDC入力端子を備え、それぞれ単体での充電も可能とする。DC入力端子はThinkPad X1 Carbonなどで採用した四角形状のものを継承。ACアダプタ出力は45ワットとなる。本体サイズはタブレット単体時で296(幅)×187.3(奥行き)×11.6(厚さ)ミリ、キーボードドック装着時で296(幅)×226(奥行き)×20.4(厚さ)ミリ。

 なお、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのConfigurable TDPに対応した放熱設計がなされ、ファン搭載キーボードドックに装着して使用するノートPCスタイル時はTDP 17ワット、タブレット単体動作時はTDP 9〜10ワット前後にてTDPを自動可変して動作する仕組みを採用する。長時間のバッテリー動作を含む機動性とクリエイティブ作業のためのパフォーマンス、どちらの使い勝手も損ねないようこの方式を採用したという。

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