WiMAX+au 3Gで使える安心の1台──ハイブリッドルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX」実力チェック(前編)大容量バッテリー搭載の新モデル(1/2 ページ)

» 2013年05月15日 14時15分 公開
[島田純(撮影:矢野渉),ITmedia]
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高速通信+通信量制限を設けないWiMAX、広エリアの3Gで使える「安心」の1台

photo WIMAX+au 3G対応のハイブリッドルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX」(Huawei製 UQ版) 2013年4月26日発売

 最近、新モデルがいろいろ登場し、モバイルルータファンも「あれ、意外といっぱい出ますね」と驚いているWiMAX対応製品群(ルータ)。NECアクセステクニカ「AtermWM3800R」、シンセイコーポレーション「URoad-Aero」、ネットワークコンサルティング「Mobile Slim」などに続き、WiMAX+auのエリアで使える“ハイブリッド”ルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX(HWD13)」も注目したいモデルの1つだろう。

 Wi-Fi WALKER WiMAXの最大の特徴は、やはり“高速通信”と“広エリア”を両立できること。WiMAXエリアとauの3Gエリア、双方のネットワークを1台で利用でき、WiMAXは下り最大40Mbps/上り最大15.4Mbpsの速度+通信量制限を設けない点、広エリアのauエリアも下り最大3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsで通信可能だ。普段はWiMAXで、WiMAXが圏外あるいは電波が届きにくいエリアでは自動的に(あるいは手動で)au 3Gへ接続が切り替わる機能を備えている(ちなみにau 3Gネットワーク接続時は1カ月あたり5Gバイトの通信量が上限となり、以降は通信速度を制御する制限がある)。


photo ある日の東海道新幹線車内(トンネル内走行中)での電波状況。手前がWi-Fi WALKER WiMAX、奥がWiMAX単体対応の「AtermWM3800R」。WiMAXは圏外だが、Wi-Fi WALKER WiMAXは3Gに切り替わって通信可能状態を維持している

 2013年現在、地下鉄各線のWiMAXエリア化などで対応エリアはかなり広がった印象だが、3Gエリアに比べると都市部においても接続できない率はまだ高い。この点で、3Gエリア“も”利用できるのはとても心強い。前述した2013年発売のWiMAXルータ群と比べ、この点は本機の最大のメリットである。


photophoto 本体正面に1.45型の情報表示用液晶ディスプレイと電源ボタンが備わる。ちなみにau版はホワイトボディのままブラック基調の前面パネル+「au」「+WiMAX」ロゴが入るデザインとなる
photophoto 本体側面はWPS兼接続モード切り替えボタン(長押し)、リセットボタン、microSDスロット、USB Micro-B(充電用)がある
photophoto 上面の角にストラップホールも設けてある
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