先週の5月23日に「GeForce GTX 680」の後継にあたるNVIDIAの新GPU「GeForce GTX 780」を搭載するグラフィックスカードが複数のメーカーから登場した。週末までに販売を確認したのは、ZOTACとMSI、Palit、InnoVISION、ASUSTeK、ギガバイト、玄人志向、GALAXYなど。価格は8万5000円弱から9万円台となる。
既報の通り、ドスパラ パーツ館は5月23日22時に深夜販売イベントを実施したが、販売解禁時に購入したユーザーは1ケタに留まった。同店は「問い合わせは多くいただいていますが、究極のハイエンド志向の方はさらに上のGeForce GTX TITAN搭載カードをすでに購入していますし……。評価が定まってからじわじわ売れていくと思います」という。
ほかのショップからも「売れていないわけではないが、GTX 680ほどの勢いはまだない」との声が多く聞かれた。ただし「各メーカーのモデルは入荷数が少ないので、売り切れの心配は常にあります」(TSUKUMO eX.)といった品薄な状況でもある。
某ショップは「10万円以下なら最強ですが、その価格ラインにどれだけの意味があるのか。GTX 680で満足している人が多い現状で、乗り換える価値を見出すために様子見する人が結構いるんじゃないかと思います」と推測する。また「どうせ買うなら、もうじき登場する次世代マザーと一緒に……と考える人も少なくないかもしれません」と近い将来の爆発に期待を寄せるコメントもあった。
次世代マザーのウワサは週末から一気に広まっている。次のページで紹介しよう。
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