6月4日、台北国際コンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI 2013」が正式に開幕した。大手パーツベンダーのブースが並ぶ台北世界貿易センター南港展覧館には、Intelもブースを出している。
Intelブースの展示は、大きくCPUの採用事例(PCやタブレットなどの実機展示)と新CPUによる性能向上を説明するものの2つに分かれる。性能向上については、主にCPU内蔵グラフィックスが中心だ。内蔵グラフィックスで4K出力を行うデモや、Ultrabookでレーシングゲームをするデモ、そしてIrisブランドの上位グラフィックスは画像編集などが楽に行えることを示すデモが行われている。
インタフェースについては、Intel WiDi(Wireless Display)やThunderboltなどの規格をアピール。Thunderboltの展示では、高解像度のキャプチャ画面をリアルタイムでストリーミング配信していた。このほか、NUC(Next Unit of Computing)の展示にも人が集まっていた。今後登場する次期NUCは4Kの映像を出力でき、用途をさらに広げる可能性も秘めている。
ブースの中心には“Haswell”を搭載しているであろう新モデルのPCも展示されていた。GIGABYTEやHP、ASUSなど海外メーカー製のPCが大半だったが、日本メーカーのPCも置かれていたので紹介しよう。画面にはロックがかかっており、詳しい仕様は確認できなかった。


最も大きな場所を占めていたのはPCやタブレットの実機展示だ。前日に発表となったAcerの新モデルなども配置していた。国内メーカー製PCも東芝の着脱式Ultrabook「dynabook V713」やソニーの「VAIO Duo 11」、パナソニックの「Let'snote AX2」などがあった(写真=左、中央)。ブース中央に“Haswell”を搭載したと思われる新モデルのPCを展示していた(写真=右)富士通は天板がブラックのUltrabookを展示していた。現行のFMV LIFEBOOK UHシリーズとは異なるデザインを採用し、画面サイズは同じ14型だが、視野角が広く、精細感の高い表示だったことから、画素密度が高い新しい液晶ディスプレイを搭載していると思われる。左右側面にはUSB 3.0×2、HDMI出力、SDメモリーカードスロットを備えていた。


富士通のUltrabookが展示されていた。天板やキーのカラーは黒。キーボードの一部が若干へこんでいたり、タッチパッドが機能しなかったりと初期の試作機である可能性が高い。左右側面にはUSB 3.0×2、HDMI出力、SDメモリーカードスロットを搭載しているパナソニックのノートPC「Let'snote」が展示されていた。型番表記部分にシールが張られていて確認できなかったが、Ultrabookシールが張ってあるので「AX」シリーズの新機種だと思われる。デザインも現行機種とほぼ変わらない。インタフェースは従来モデルと同じくUSB 3.0×2、有線LANポート、アナログRGB出力、HDMI出力を装備。液晶ディスプレイの視野角(特に上下)が改善されており、パネルを現行のTN方式から変更した可能性が高い。また、現行の1366×768ドットよりも解像度が高い液晶パネルのようだ。
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