6月2日のHaswell発売から数日経った先週も対応マザーが続々と登場している。なかでもギガバイト製のZ87搭載mini-ITXマザー「GA-Z87N-WIFI」は、1万6000円弱というリーズナブルな価格からヒット候補に挙げるショップが多かった。
BUY MORE秋葉原本店は「アイドル時の消費電力が低いHaswellは小型マシン用に最適ですが、まだmini-ITXマザーの選択肢が少ないんですよね。Z87だとASRockの『Z87E-ITX』(2万3000前後)くらいなので、GA-Z87N-WIFIは貴重なモデルといえます」と評価していた。なお、H87搭載の「GA-H87N-WIFI」も同時に出回っている。こちらは1万4000円弱だ。
ヒット候補ではなく、すでにヒット中となっているモデルも多い。ドスパラ パーツ館が「プラットフォームが出たばかりのころはハイエンド向けや全部入りマザーの人気が高いので、性能や機能がユニークなモデルが売れ筋になりやすいですね」と語るとおり、複数のショップで高級モデルの名が人気モデルとして挙げられた。
スタンダードタイプでは、ASRockの「Z87 Extreme4」(1万9000円前後)と「Z87 Extreme6」(2万3000前後)が目立っている。ゲーム向きではMSIの「Z87-GD65 GAMING」(2万4000円前後)、オーバークロック向けではギガバイトの「GA-Z87X-OC」(2万6000円前後)を挙げるショップが複数あった。
「初登場時のラインアップの違いにもよりますが、Ivy Bridge世代とは勢力図が変わる可能性を秘めています。今後も、ASUSTeKのR.O.G.シリーズの登場も控えていますし、どう動いていくのか見守っていきたいと思います」(ドスパラ パーツ館)。
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