富士ゼロックスは7月17日、空間清浄機を内蔵するカラー複合機2モデルを発表した。プリント、コピーに対応した「DocuCentre-IV C2263 Model-P 空間清浄機付き」と、プリント、コピー、スキャン、FAX、両面ADFが備わった「DocuCentre-IV C2263 Model-PFS 空間清浄機付き」を2013年9月11日に発売する。価格は表記順に113万4000円、150万1500円。
これらは2011年12月に発売された中小規模事業所向けのカラー複合機「DocuCentre-IV C2263」シリーズの追加モデル。病院や診療所、保育園、幼稚園、学習塾など、空間清浄のニーズが高い場所での利用を想定している。販売目標は年間2000台だ。
空間清浄機は用紙トレイ1段分のスペースに内蔵。前面から吸気し、フィルターで浄化した後、背面から上方へ排気して循環させるエアフローにより、空間清浄を行なう。有機銀粒子を塗布した抗菌フィルターと抗ウイルスフィルターを組み合わせた「バイオフィルター」と、活性炭を採用した「消臭フィルター」を搭載する。
複合機の操作パネルでは、空間清浄機のオン/オフ、風量調節、曜日ごとの稼働時間などを設定できる。空間清浄機は4つの運転モードを用意しており、清浄風量が1立方メートル/分となる「強」モードの場合、30〜50平方メートル程度の小規模オフィス空間を1〜2時間前後で清浄可能。5分間のみ連続運転可能な清浄風量が1.5立法メートル/分以上となる「ターボモード」も備えている。
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