ハイスペ大画面ノート「dynabook Satellite T873」を試す――スマホ&タブレットの“母艦”にもぴったり!?クアッドコアCPU+ハイブリッドGPU+ハイブリッドHDD(2/3 ページ)

» 2013年10月07日 00時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

ゆとりのあるキー配置、タッチパッドも大型で使いやすい

photo キーボードはアイソレーションタイプのテンキー付きキーボードだ。タッチパッドも大型でジェスチャー操作を楽に行える

 キーボードはアイソレーションタイプのテンキー付きキーボードを搭載する。ボディが大きいため、全体にキー配置にゆとりがありキーピッチは縦横19ミリ(実測値)を確保している。キーストロークは約1.5ミリだ。強めにタイプしてもたわみを感じないしっかりとしたつくりで、スイッチの感触も適度でタイプ感も心地よい。

 配列は標準的な6段配列で、変則的な配置や打ちにくいキーはない。テンキーもあるため、Enterキーがやや細いのは気になるが、テンキーとの間が約7ミリ空けられているため、ミスタイプの心配はなさそうだ。

 キーボードの手前にはタッチパッドを装備している。パッド面ごと押す、いわゆる“クリックパッド”タイプだが、パッドの滑りやボタンの感触は良好で使いやすい。シナプティクス製のドライバが導入されており、2本指での左右スクロール、つまみズームのほか、チャームの表示などWindows 8の操作に対応したエッジスワイプ機能も標準で利用できる。

クアッドコアCPUとハイブリッドGPUを搭載

 CPUはCore i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)を採用している。開発コード名“Haswell”こと第4世代Coreプロセッサー・ファミリーの中でもハイエンドのクアッドコアモデルで、最大3.4GHzで動作する4つのCPUコア、そしてGPUコアとしてIntel HD Graphics 4600を統合している。

 本製品のグラフィックス機能はIntel HD Graphics 4600とは別に、外部GPUとしてNVIDIAのGeForce GT740M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を搭載している。NVIDIA Optimus Technologyに対応しており、両方のGPUをアプリケーションごとにシームレスに切り替えて使い分けられる。

photophotophoto CPU-ZでCPUの性能を確認した。CPUは第4世代Coreの中でもハイエンドのクアッドコアモデル「Core i7-4700MQ」だ。Hyper-Threadingに対応し、8スレッド同時処理が可能だ。Turbo Boost 2.0により3.4GHzを上限にCPU負荷などに応じてクロックが変化する(写真=左、中央)。メモリは標準で8Gバイトを搭載している。2枚のメモリを同時に利用してメモリアクセスを高速化するデュアルチャンネルアクセスに対応しており、メモリ帯域は25.6Gバイト/秒だ(写真=右)

 GeForce GT 745Mは、28ナノメートルプロセスルール世代の“Kepler”(開発コード名)コアを採用したミドルレンジクラスのGPUで、3Dゲームもできる高い描画性能のほか、Adobe Photoshopなどの画像加工(回転、ズーム、縮小)をスムーズに行えるアクセラレーション機能も備えている。

 一方、CPU統合のIntel HD Graphics 4600は、3D描画性能はさほど高くないものの基本的な消費電力が低く、対応ソフトで動画変換などを高速に行えるハードウェアエンコーダIntel Quick Sync Video(QSV)を搭載するメリットがある。

 NVIDIA Optimusは、NVIDIAのドライバがアプリケーションごとに使用するGPUを最適に切り替えることで、両GPUのメリットを両立できる。Webブラウズや動画再生などの日常的な作業はIntel HD Graphics 4600で電力消費を抑えつつ、3Dゲームやクリエイティブアプリケーション利用時は、高速で処理できるGeForce GT 745Mに切り替えるといったことを自動で調整してくれる。アプリケーションごとにどちらのGPUが使われているかはNVIDIAコントロールパネルで確認でき、ユーザーが指定できるところもよい。

photophoto グラフィックス機能は、NVIDIAのGeForce GT 745MとCPU内蔵のIntel HD Graphics HD4600のハイブリッド構成となっており、標準設定ではアプリケーションごとに最適なGPUが使われる。GeForce GT 745Mは28ナノメートルプロセスルールで製造されるKeplerアーキテクチャのミドルクラスGPUで、CUDAコア数は384だ。2Gバイトのグラフィックスメモリを搭載している

ストレージはハイブリッドHDDを採用、ユーティリティソフトも豊富

 データストレージは2.5インチのハイブリッドHDDを採用している。ハイブリッドHDDは、キャッシュメモリとして小容量のSSD(NANDフラッシュメモリ)を内蔵したHDDで、アクセス頻度の高いデータをフラッシュメモリに保持して読み出しの高速化を実現する。ランダムアクセスに優れるSSDと低コスト+大容量のHDDという両者のメリットを比較的リーズナブルに両立できるのが魅力だ。評価機には「TOSHIBA MQ01ABD100H」が搭載されていた。スペックは回転速度が5400rpm、DRAMキャッシュが32Mバイト、NANDフラッシュの容量は8Gバイトだ。

 実用的なユーティリティソフトも多い。スマートフォン/タブレットとの連携ソフト「AIRGET for TOSHIBA」が標準で付属している。Android/iOS向けアプリ「AIRGET」をインストールした端末からPCをリモート起動(Wake On LAN)し、PC内共有フォルダへのアクセス、写真の自動同期などが行える。

 このほかWebカメラを使って、使用者の在席状況を確認してディスプレイの電源を自動的にオン/オフする「TOSHIBA Active Display Off」など便利な機能もある。特に後者はおなじみのTOSHIBA Ecoユーティリティと合わせて、節電効果を期待できる。

photophoto スマートフォン/タブレットとの連携ソフト「AIRGET for TOSHIBA」。PC内共有フォルダへのアクセス、写真の自動同期、リモート起動(Wake On LAN)などが行える(写真=左)。PCがスリープ/シャットダウン状態でもUSBポートからスマートフォンなどを充電できる「スリープアンドチャージ」や、スマートフォンやポータブルオーディオのサウンドをPCのスピーカーで聴くことができる「スリープアンドミュージック」機能を備える(写真=右)
photophoto Webカメラで顔検出を行い、カメラの前に顔がない時はディスプレイの電源をオフにして消費電力を節約する「Active Display Off」。Webカメラを活用した実用的な機能だ(写真=左)。プリインストールのデスクトップアプリケーションやユーティリティは「デスクトップアプリメニュー」に整理されている(写真=右)
photophotophoto デバイスマネージャで本機の構成を確認した

東芝ダイレクト

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