　新たに設計された319（幅）×215（奥行き）×13.6～19.8（高さ）ミリの薄型ボディは、可搬性を考慮してヒンジ部に丸みを持たせ、360度どこからでも美しく見せる、底面の凹凸を排除したオムニデザインを採用した。また、UHシリーズでおなじみの、側面に継ぎ目を持たない「超圧縮ソリッドコア」構造により堅牢性も確保。天板全面加圧で約200kgf、天板1点加圧で約35kgfの試験をパスしたという。

　一方、光学ドライブやモバイルマルチベイ用カバー（ウェイトセイバー）、オプションの増設バッテリーやモバイルプロジェクターを使い分けることで、ノートPCとしての使い勝手と携帯性を両立するモバイルマルチベイ構造を踏襲しつつ、標準で約21.1時間、オプションバッテリー使用時に約28.1時間という長時間バッテリー駆動も実現している。なお、モバイルマルチベイ用カバー使用時は本体重量を約1.48キロまで軽量化できる。

　液晶ディスプレイは、2560×1440ドット（WQHD）解像度に対応したIGZOディスプレイを採用。221ppiの高画素密度による美しい表示はもちろん、付属の「高精細ユーティリティ」を使って、複数ウィンドウを同時に並べるマルチタスクでの作業も快適に行える。

　主なスペックは、CPUがデュアルコアのCore i5-4200U（1.6GHz／最大2.6GHz）、メモリが4Gバイト（PC3L-12800／デュアルチャンネル）、ストレージが500GバイトのハイブリッドHDD、着脱可能なDVDスーパーマルチドライブという構成になっている。オフィススイートとして、Microsoft Office Home and Business 2013を付属。OSは64ビット版Windows 8.1だ。

　インタフェースとして、SDメモリーカードスロット、USB 3.0×3（うち1つは電源オフUSB充電機能付き）、HDMI出力、アナログRGB出力、音声入出力などを搭載するほか、ネットワーク機能としてギガビットKAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN＋Bluetooth 4.0＋HSを備え、指紋認証センサーや92万画素のWebカメラも内蔵する。

　なお、仕様をカスタマイズできるWEB MART限定モデル「LIFEBOOK WS1/M」では、上位グレードのCore i7-4500U（1.8GHz／最大3GHz）が選べるほか、最大10Gバイトメモリ（オンボード2Gバイト＋8Gバイト）や、256GバイトSSD／最大1TバイトHDD、Blu-ray Discドライブ、Microsoft Office Home and Business 2013の有無、64ビット版Windows 8.1 Proも選択可能だ。

写真でじっくり見る→防水WinタブとIGZO液晶モバイルノート――富士通秋冬モデルの注目3機種を速攻チェック


FMV LIFEBOOK SHシリーズ店頭モデルの概要（その1）
シリーズ名	モデル名	タイプ	従来比較	CPU	メモリ	HDD	OS	実売
LIFEBOOK SH	SH90/M （W・B 2色）	2スピンドル	フルモデルチェンジ	Core i5-4200U （1.6GHz／最大2.6GHz）	4GB （DDR3L）	500GB ハイブリッドHDD （NANDフラッシュメモリ内蔵）	64ビット版 Windows 8.1	20万円強
FMV LIFEBOOK SHシリーズ店頭モデルの概要（その2）
シリーズ名	モデル名	液晶	解像度	チップセット	光学ドライブ	GPU	TV／オフィス	重量
LIFEBOOK SH	SH90/M （W・B 2色）	13.3型ワイド	2560×1440	CPU統合	DVDスーパーマルチ	CPU統合（HD 4400）	Office Home and Business 2013	約1.48～1.59キロ

FMV & ARROWS Tab秋冬モデルのまとめ記事はこちら→2つの防水タブレット、スタミナ＆IGZO液晶モバイルノート、タッチ特化デスクトップなど新顔が続々――富士通「FMV」＆「ARROWS Tab」秋冬モデル

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