LGエレクトロニクスが8月に発表した新ブランドのフラッグシップモデル「LG G2」が、NTTドコモの冬モデル「G2 L-01F」として登場した。今回ラインアップされたスマートフォンのなかではいち早く、10月11日に発売する。
基本的なスペックはグローバルモデルと同じで、幅71ミリのボディに5.2インチのフルHD(1080×1920ピクセル)表示のTrue HD IPS液晶を搭載。ディスプレイのエッジ部が極めて細い狭額縁設計のデザインも健在だ。左右どちらの手に持っていても操作しやすいよう、電源キーとボリュームキーを背面に配置した。ディスプレイをタップしてバックライトのオン/オフを操作する「ノックオン」機能も備えている。
有効約1320万画素のメインカメラは光学手ブレ補正とマルチオートフォーカスに対応。有効約240万画素と高精細なインカメラも搭載した。カメラアプリもユーザーインタフェースを全面的に見直し、2つのカメラで同時に動画を撮影するデュアルカメラや、動画撮影時のズームに合わせてマイクの録音エリアもズームするオーディオズームなど、機能もアップさせている。
LG独自のマルチタスク機能「Qスライド」は、同時に起動できるアプリの種類が増えた。3本指のスワイプ操作でアプリを切り替える「スライドウィンドウ」、コピーしたテキストや画像を最大20個まで記憶するクリップボード機能、標準ブラウザに表示したWebページ全体のスクリーンショットを撮る「キャプチャープラス」など、使い勝手を向上させる機能もグローバルモデルと同様だ。
OSはAndroid 4.2を採用。プロセッサーはクアッドコアで2.3GHz駆動のSnapdragon 800「MSM8974」を搭載した。メモリ容量はRAMが2Gバイト、ROM(内部ストレージ)は32Gバイト。外部メモリスロットは備えていないが、Micro USBに接続するmicroSD用の専用アダプターが付属する。内蔵式バッテリーは容量2900mAhで、実使用時間ベースで3日間のバッテリー駆動が可能。高密度化によりバッテリーのスリム化も果たしており、ボディの厚さは9.2ミリに抑えた。
通信面では、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのXi(LTE)をサポート。残念ながら1.7GHz帯に対応しないため、下り最大150Mbpsの通信はできない。そのほか、おサイフケータイ(FeliCa/FNC)とワンセグなど、日本向けの機能も搭載した。赤外線ポートも備えるが、家電リモコン機能の「Qリモート」用で、赤外線通信は行えない。
機種名 | G2 L-01F |
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OS | Android 4.2 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon MSM8974/2.3GHzクアッドコア |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約71×139×9.2ミリ |
重さ | 約145グラム |
連続通話時間 | 3G:約820分、GSM:約760分 |
連続待受時間 | LTE:約460時間、3G:約530時間、GSM:約430時間 |
バッテリー容量 | 2900mAh(取り外し不可) |
メインカメラ | 有効約1320万画素CMOS(AF/光学手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約240万画素CMOS |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | ―※Micro USBアダプター経由でmicroSDXC(最大256Gバイト)が利用可能 |
ディスプレイ | 約5.2インチ フルHD(1080×1920ピクセル)表示 TFT液晶 最大1677万色表示 |
ボディカラー | Indigo Black、Lunar White |
主なサービス・機能 | Xi(下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbps)、FOMAハイスピード(下り14Mbps/上り5.7Mbps)、GSM、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth(4.0)、Wi-Fiテザリング(最大8台)、おサイフケータイ(FeliCa/FNC)、ワンセグ、spモード、エリアメール ほか |
発売日 | 10月11日 |
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