LGエレクトロニクスがIFAのブースで、スマートフォンの新製品「LG G2」と、タブレットの新製品「LG G PAD 8.3」を広いスペースで展示している。G2は、8月にニューヨークで発表されているが、LG G PAD 8.3はIFA直前の9月1日に発表されたばかりなので、ここではG PAD 8.3を中心に紹介する。
G PAD 8.3は、ワイドUXGA(1920×1200ピクセル、273ppi)の解像度を持ち、8.3インチ・IPS方式ディスプレイを搭載したタブレット。同社はこれまでに「Optimus Pad」という名称でタブレットを展開していたが、スマートフォンのブランド名が「Optimus」から「G」に変更されたことに伴い、タブレットの名称も「G Pad」となった。
OSはAndroid 4.2で、プロセッサーにはQualcommのSnapdragon 600(1.7GHzクアッドコアCPU)を採用する。サイズは126.5(幅)×216.8(高さ)×8.3(厚さ)ミリ、重さは338グラム。ストレージは16Gバイト、RAMは2Gバイトが用意されている。カメラはアウトが500万画素、インが130万画素。バッテリーは4600mAhと大容量のものを装備した。北米、欧州、アジアを含む各国で今秋に発売される。なお、ドイツでは10月15日の発売が決定している。3G/Wi-Fi版が発売されるかは不明だが、会場に展示されていたのはWi-Fi版だった。
ボディカラーはブラックとホワイトの2色で、裏側は適度に丸みを帯びているので持ちやすい。LGは片手でも持てるサイズ感をブース内でアピールしているが、幅が126.5ミリもあるので、少々手に余る。ちなみに「Nexus 7(2013)」の幅は114ミリ。338グラムという数字ほどの重さは感じないが、290グラムのNexus 7(2013)よりは重い。
G2に搭載された新機能は、G PAD 8.3でも継承されている。例えば「KnockON」という機能では、画面を2回タップすることで、電源キーを押さずにディスプレイのオン/オフが可能になる。電源キーは、G2のように背面にあるのではなく側面にあるが、これなら片手でもディスプレイのオン/オフを切り替えられて便利だ。
「Slide Aside」は、3本指で3つのアプリを手軽に切り替えられる機能。任意のアプリを立ち上げてから、3本指で画面に触れながら、右から左にスワイプする。その後、ほかの2つのアプリも同様に操作してから、今度は左から右へ3本指でスワイプすると、先に立ち上げた3つのアプリが3等分されて現れる。後は使いたいアプリの画面をタップするだけでOK。スワイプするか、×マークをタップすると、各アプリを個別に消せる。
G2とBluetooth接続して各種連携機能を利用できる「G Pair」も、LGならではの機能だ。G PAD 8.3で表示しているもの(写真や動画、ブラウザなど)をG2でも表示できる。また、G2が着信するとG PAD 8.3にその旨がポップアップ表示され、通話を拒否したり、電話に出られない旨のメッセージを選んで送ったりできる。
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