筆圧ペンで手書きもできるお手軽タッチパッド「Bamboo Pad」を試すWindows 8が“もっと”快適に(1/2 ページ)

» 2013年10月11日 10時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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「タッチも筆圧ペンも両方OK」な外付けタッチパッド

photo 筆圧検知に対応するペン入力も可能なタッチパッド「Bamboo Pad」

 Windows 8の登場から1年が経ち、ユーザー数も増えてきたが、ジェスチャー操作がなじまない、あるいはデスクトップUIしか使わないという人もまだいるのではないか。そういう人はワコムのタッチパッド「Bamboo Pad」を導入すると、Windows 8をもっと快適に使えるかもしれない。

 Bamboo Padはマルチタッチのジェスチャー操作や筆圧検知対応のペン入力が可能なタッチパッドだ。USBケーブルで接続し、バスパワーで動作する有線モデルと、USBレシーバーを使うワイヤレスモデルの2種類を用意する。2つのモデルは接続方法以外の仕様はほぼ同じだが、ワイヤレスモデルはバッテリーとして単四形乾電池2本が必要だ。今回はこのワイヤレスモデルを試用した。

 本体サイズは141.4(幅)×166.5(奥行き)×15.7(厚さ)ミリだ。重量は実測で172グラム(バッテリー、USBレシーバー含む)と軽く、持ち運びやすい。バッテリーを装着する本体後部はやや厚くなるが、タッチパッド部分は約4.5ミリと薄いため、モバイルマウスのように携帯することも可能だ。

 外付けのタッチパッドは、手前から奥に向かって上り坂になる傾斜をつけた製品が多いが、Bamboo Padのセンサー面は平らな構造だ(奥の膨らんでいる部分はバッテリー収納部)。指でタッチ操作する場合は傾斜があるほうが楽だろう。特にスクロールなど指を前後に動かす操作が快適に行える。一方、ペン入力では傾斜があると書きづらく、平らなほうがよい。タッチとペンの両方に対応する製品として、傾斜を調節できるスタンドがあれば、なお使いやすかったように思う。

photophoto タッチパッド部は平らで厚さ約4.5ミリと薄い。バッテリーなどを搭載する部分は高くなっている。左側面には電源ボタンを(写真=左)、右側面にはスタイラスペンの収納ポケットを備える(写真=右)

Macでも利用可能なジェスチャー、Windows 8のエッジスワイプにも対応

photo バッテリーは背面のカバーを開けて装着する。USBレシーバーの収納ポケットも備えた

 それでは早速タッチ操作を試してみよう。製品付属のUSBレシーバーをPCに装着し、左側面にある電源スイッチをオンにするとWindows 7/8ではドライバを自動でインストールして使えるようになる。ポインタの移動やタッチによるクリックのほかにジェスチャー操作も利用可能だが、専用ドライバやソフトウェアがないため、OS標準の操作のみ対応する。

 Windowsで対応するジェスチャー動作は2本指のスクロールやピンチイン/アウト、3本指での戻る/進む(左、右に動かす)、デスクトップの表示(上に動かす、7は全アプリケーション最小化)、スタート画面の表示(下に動かす)など。もちろんWindows 8ではアプリの切り替え、チャーム呼び出しといったエッジスワイプ操作も利用可能だ。タッチパッドの面積は広く、3本指での操作も窮屈さは感じない。4本指や5本指の操作にも対応すると、さらに使い道は広がっただろう。

 Mac OS Xでジェスチャー操作を使う場合はワコムのWebサイトから専用ドライバをダウンロードすればよい。2本指でのスクロールや4本指でのアプリケーション切り替えなどに対応する。

 タッチパッド表面はつるつると指滑りがよく、タップ操作の反応もいい。長時間使っても皮脂などでベトつかないところもうれしい。タッチで反応するセンサー面サイズは実測で115(幅)×78(奥行き)ミリ。左右のクリックボタンがある手前側20ミリほどの領域は反応しないので注意が必要だ。

photophoto タッチパット部の手前に左右のクリックボタンを配置する(写真=左)。カラーバリエーションはメタリックグレー・ブラック、パールホワイト・ブルー、パールホワイト・グリーン、パールホワイト・パープルの4色を用意。USBモデルはメタリックグレー・ブラックの1色のみとなる(写真=右)
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