「Bluetooth シャッターボール」で、“ろくろを回す”夢を見るなんだか“ちっこい”ヤツを試してみよう(1/3 ページ)

» 2013年11月29日 22時12分 公開
[村上万純(撮影:矢野渉),ITmedia]
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あの憂鬱だった「就活」が本格始動するシーズンが来た!

 街中でリクルートスーツ姿の男女を見ることが多くなった。就活シーズンの到来だ。前回の記事でも頭を抱えていたが、就活時代は右も左も分からず迷える子羊状態だったのを思い出す。だが、自ら切り開いていく未来に胸膨らむ季節でもある。就活を少しでも楽しく乗り切るための便利アイテムを紹介したい。

photo 慣れないスーツに身を包み、「就活したくねええ!」と頭を抱えたあの日

photo 上海問屋の「Bluetooth シャッターボール」

 そのアイテムは、上海問屋の「Bluetooth シャッターボール」。一見何に使うのか分からない不思議な形状だが、スマートフォンやタブレットの「ワイヤレスカメラシャッター」なのである。

 本体の直径は32ミリで。ボタン電池で動作するほどの小型サイズで、手のひらに収まるかわいらしい見た目をしている。カラーバリエーションはブラック、ピンク、グリーン、ブルーの4色展開。ボディはツルツルとした触り心地で、中央にシャッターボタンが付いている。Bluetooth 4.0対応で、iOS 7以降のiPhoneやiPad、Android OS 4.3以降のGALAXY S4やNexus 7 第2世代などのBluetooth対応スマートフォンやタブレットで利用できる。専用アプリ「Shutter Panorama」をインストールすることで利用可能。有効範囲が最大30メートルとあるが、実際どこまで操作可能か気になるので実測してみた。

photophoto ボタン電池で動作する(写真=左)。本体真ん中にあるボタンを押すと、スマートフォンの遠隔撮影ができる(写真=右)
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超アナログな方法で43.41メートルまでイケると判明

photo 2メートルしか測れない巻き尺でなんとかするのが社会人

 というわけで、どこまで離れても大丈夫かチェックする。編集部があるフロアで撮影を試みたが、どうやら操作可能範囲はゆうに30メートルを超えている印象だ。計測には“2メートルまで測れる”巻き尺とガムテープ、油性ペンを用意した。無人のオフィスで2メートルごとにテープを張り、数値を記入するのだ。

 普段はデスクワークが多いため、立ったり座ったりの屈伸運動が何気にいい運動だな……なんて思っていたのは最初の10メートル。20メートルを過ぎると、偶然誰かが出勤してこないだろうかなどという淡い期待を抱かずにいられなくなってくる。作業中の自分の写真を撮ってくれる人もおらず、相棒と化したBluetooth シャッターボールで自演写真を撮る始末。自己アピールが大事なのは就活も社会人も同じ。誰も見てないならしっかり努力をアピールしないとね。それにしても圧倒的な孤独である。

photo こつこつと地道な作業を繰り返し、それを自分で記録するむなしさがオフィスに漂う

 測定の結果、操作可能な距離は「43.41メートル」だった。これはフロアのほぼ端から端までの距離で、iPhoneに映った自身の姿は豆粒大の大きさ。なお、動画撮影もでき、スタート/ストップの操作が可能だ。

photophoto 淡々とガムテープを張っているうちに、ゆうに30メートルは超えていることに気付く(写真=左)。赤線で囲まれているのが筆者。遠距離でもしっかり撮影できる(写真=右)
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