Lenovoブースで「Miix 2.8純正キーボード」を見た2014 International CES(1/3 ページ)

» 2014年01月17日 19時44分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 Lenovoは、2014 CESにあわせて多数の新モデルを発表した。ここでは、2014 CESでLenovoが独自に設けていたブースから、ThinkPad X1 Carbonに採用した5段レイアウトキーボードの「可変式ファンクションキー」や“4K”解像度に対応するディスプレイ、そして、Lenovoが中国で出荷している最新スマートフォンにMiix 2.8用の純正キーボードオプションについてまとめてみた。

日本でも扱って欲しいぞ、Miix 2.8純正キーボード

 8型ディスプレイ搭載Windows 8.1導入タブレットのLenovo Miix 2.8(レビューまとめはこちら)は、フルWindowsが動くだけに、デスクトップで標準で付属するMicrosoft Office Home & Business 2013(64Gバイトモデルの場合)などを使うことも可能だ。CPUに“Bay-Trail”世代のAtom Z3740 (1.33GHz/最大1.86GHz)を採用したことで、実際に使ってみても、重くて使いにくいということはない。ただ、Miix 2.8でOfficeを使うなど、なにかしらの“製作”作業を行おうとすると、やはりキーボードがほしい。

 Lenovoが展示していたMiix 2.8用の純正キーボードは、FolioタイプのBluetooth接続キーボードで本体を取り付けるとクラムシェルスタイルで利用できる。本体側とキーボードユニットはキーボードケースに仕込んだ磁石で固定する。なお、本体の角度は変更できない。キーボードのレイアウトはアイソレーションタイプのASCII配列で、簡易的なものさしで図った横方向のキーピッチは約17ミリ(キートップサイズは約14ミリ)だった。日本語で長音入力に使うマイナスと“かっこ”の入力がFnキーとの同時押しになるなど、日本語入力では苦労しそうな部分もあるが、タイプするとストロークは浅いものの押した感触はしっかりしていて、キーボードユニットがたわむこともない。説明スタッフによると重さは300グラムをやや超えるぐらいとなるようだ。


Lenovo Miix 2.8純正キーボード。日本で出荷する予定はない

日本で出さない最新スマートフォン「Vibe Z」

 日本では出荷していないが、Lenovoはスマートフォンも主要な製品群としてグローバルに展開している。そのハイエンドラインアップが「Vibe」シリーズだ。2014年の2月に出荷する予定の「Vibe Z」は、4G LTEに対応。サイズが5.5インチで解像度が1080×1920ピクセルの液晶ディスプレイを採用し、モバイルプロセッサーにSnapdragon 800シリーズ(クアッドコア2.2GHz)を搭載する。メインカメラは有効1300万画素で、f1.8のレンズを組み合わせて、暗い場所での撮影性能を訴求する。実売予想価格は549ドルの見込みだ。

 下位モデルの「Lenovo Vibe X」は、すでに2013年12月に出荷している。5インチで解像度が1080×1920ピクセルの液晶ディスプレイを搭載して、メインカメラが有効1300万画素、インカメラが有効500万画素とスペックはVibe Zとほぼ同じだが、プロセッサーにMediaTekのクアッドコアタイプ(動作クロックは1.5GHz)を採用してコストを抑えている。実売価格は419ドル前後となっている。

2月に登場予定のLenovoスマートフォン最上位モデル「Lenovo Vibe Z」。日本では出荷しない

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー