ココが「○」 |
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・4K対応IGZOディスプレイを搭載 |
・4コアCPUと外部GPUによる高性能 |
・打ちやすいキーボードを搭載 |
ココが「×」 |
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・ノートPCとしては価格が高め |
・画面表示の拡大設定が必要 |
・大型だがバッテリー交換不可 |
ノートPCに“4K”ディスプレイを最初に持ち込んだのは東芝だった。世界初となる4Kディスプレイ搭載ノートPC「dynabook T954」を4月25日に発売したのだ(2014年4月16日時点で世界初/東芝調べ)。高画質に加えて、高性能も兼ね備えており、同社のノートPCブランド「dynabook」の最上位にふさわしい豪華仕様のモデルに仕上がっている。
今回は同社直販サイト「東芝ダイレクト」で取り扱うWebオリジナルモデル「dynabook Satellite T954/98L」を入手したので、早速その実力をチェックしていこう。
最大の特徴となる大画面の4Kディスプレイは、3840×2160ピクセルという前代未聞の超高解像度を実現した15.6型ワイド液晶だ。その画素密度は約282ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)と非常に高い。広視野角のIPS方式を用いた低消費電力のIGZOディスプレイを搭載する。
基本性能の高さも注目に値する。CPUはCore i7-4700HQ(2.4GHz/最大3.4GHz)を搭載するが、これは第4世代Coreの中でも上位のクアッドコアモデルだ。さらに外部GPUとしてAMDのRadeon R9 M265X(専用グラフィックスメモリ2Gバイト)を搭載しており、通常のノートPCとは描画性能もひと味違う。メモリは8GバイトPC3L-12800(4Gバイト×2/最大16Gバイト)、データストレージは1TバイトのハイブリッドHDDという基本スペックだ。OSは64ビット版Windows 8.1を採用し、Office Home and Business 2013は有無が選べる。
最近のノートPCでは省かれがちな光学ドライブも、左側面にBDXL対応Blu-ray Discドライブ(BD-RE)を装備している。音質面でもharman/kardonステレオスピーカーを内蔵するとともに音響技術ソフトウェアにDTS Studio Soundを導入しており、ノートPCとしてはパワフルで、臨場感のあるサウンドを再現可能だ。Blu-rayコンテンツを含めた映画や音楽などのコンテンツを高画質、高音質で楽しめるのがうれしい。
また、1000BASE-Tの有線LANをはじめ、最新の高速規格IEEE802.11acに準拠した無線LAN、Bluetooth 4.0を装備するなど通信機能も充実している。4基のUSB 3.0、SDXC対応のSDメモリーカードスロット、HDMI出力(3840×2160ピクセル/30Hz対応)も装備し、通信機能、接続性とも満足できる内容だ。
ボディは「dynabook KIRA V」シリーズをそのまま大きくしたようなフォルムだ。上品なカラーリング、ヒンジ側の角を丸めた天面の独特なフォルム、金属の質感を生かした表面のヘアライン加工などが印象に残る。本体サイズは約377.5(幅)×244(奥行き)×28(高さ)ミリ、重量は約2.4キロ(実測で2.375キロ)だ。
気軽に持ち運べるサイズと重量ではないものの、数年前ならば、こういったクアッドコアCPUや大画面の高画質液晶、高音質スピーカーなどを搭載したプレミアムクラスのノートPCは3キロを超えることも珍しくなかっただけに、時代の違い、技術の進歩が感じられる。
バッテリーの容量は44.4ワットアワー(CPUID HWMonitorで確認)だ。公称の駆動時間は従来のJEITA Ver 1.0測定法で約4時間、より現状に即した負荷をかけるJEITA Ver 2.0測定法で約3.6時間としている。万が一の停電などの場合にも緊急時の残務処理や情報収集などに使える時間は確保されており、クアッドコアCPU、外部GPU、そして大画面の4K液晶を搭載していることを考えれば十分だろう。
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