シー氏はさらに、ASUSTeK Computerならではの革新的な新製品として、2560×1440ピクセルのWQHD表示をサポートし、LTE対応も果たしながら、最薄部の厚さがわずか3ミリという12.5型タブレット「Transformer Book T300 Chi」を発表した。
同製品は、キーボードドッグと接続したラップトップ形態でも、最薄部の厚さ5.25ミリを実現するスタイリッシュな製品だ。「中国武術において重要なエネルギー源とされる“気”と、空気のような軽さ」という意味から、「気」の中国語読みとなる「Chi」の名前が与えられている。
同氏はまた、本製品のSoCには「高性能かつ低消費電力の次世代Intel Coreプロセッサを搭載する」と説明。同氏は、そのCPUの詳細について明らかにしなかったが、展示ブースの担当者は「COMPUTEX初日にIntelが発表するCoreプロセッサだ」としている。
さらに同氏は、「デジタルライフの究極の収斂(しゅうれん)形態」として、Windowsベースの12.5型タブレットにAndroid 4.4ベースの5型スマートフォンのドッキング機能を持ち、さらにキーボードを備えたタブレット用ドックを組み合わることによってラップトップ形態もサポートした3in1デバイス「ASUS Transformer Book V」を発表した。
同製品は、5を意味する「V」が示すとおり、
の5つの“トランスフォーム”形態を実現する。
ベースとなる12.5型タブレットには、Transformer Book T300 Chi同様、「高性能かつ低消費電力の次世代Intel Coreプロセッサを搭載する」と説明。また、そのスマートフォンについても、「64ビット対応クアッドコアAtomプロセッサ」とするのみで、SoC名を明らかにしていないなど、これから市場投入されるSoCを採用する可能性を示唆した。シー氏は、「これらの革新的な製品群を、次の25年も積極的に投入することで、すばらしいデジタルライフをサポートしていきたい」というビジョンを表明し、発表会を締めくくった。
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