ハイスペックで選びたいWindows 8.1タブレット「ThinkPad 10」:注目タブレット詳細レビュー(3/3 ページ)

» 2014年09月12日 18時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

バッテリー駆動時間と発熱のテスト結果

 バッテリー容量と公称の駆動時間は、ThinkPad 8が21Whで約8時間に対し、ThinkPad 10では33Whで約10.2時間となっている。ボディが大柄で重量も大きい分、バッテリー容量も増えている。

 実測の駆動時間テストは、海人氏作のbbench 1.01を利用した。無線LAN(IEEE802.11a)で常時接続し、60秒に1回Webサイト(10種類)を巡回し、10秒おきにテキスト入力を行う条件で計測したが、満充電の状態から残り5分で休止状態に入るまでに、9時間45分と公称値(10.2時間)に近い結果となった。ThinkPad 8の計測結果は6時間35分であったので3時間以上長いことになる。このThinkPad 10は、ACアダプタが少し大柄だが、それが必要な場面も少ないだろう。

 ファンレス設計なので動作音は皆無だ。発熱は画面に向かって右端中央部の画面側とその裏側を中心に高い。高負荷時(3DMark/ICE Stormを2回ほど)をかけると明らかに温かいと感じるくらいになる。

ThinkPad 10測定箇所 発熱(室温27℃)
画面側上部左 29
画面側上部右 32
画面側左上部 28.5
画面側左下部 30
画面側右上部 36
画面側右下部 36.5
画面側下部左 30
画面側下部右 30.5
ボディ左上の裏 30
ボディ左下の裏 32
ボディ右上の裏 35
ボディ右下の裏 37

ノートPCの代替用途にも対応できる快適タブレット

 直販での標準価格(税込み。以下同じ)は、ペン非対応タイプで7万5000円、ThinkPadペンが付属するデジタイザ内蔵タイプで7万9000円となっている。OSにWindows 8.1 Update 1 with Bingを搭載するモデルも販売しており、こちらはMicrosoft Office Home and Business 2013が付属して6万6000円(メモリ2Gバイト、32ビット版 OS導入モデル)からと割安な価格で購入できる。

 これでも10型クラスの液晶を搭載するWindowsタブレットとしては高価だが、1920×1200ピクセル表示に対応する液晶ディスプレイの付加価値、ベンチマークテストでも示した高いパフォーマンスと長時間バッテリー駆動、純正オプションの豊富さなどを考慮すれば納得できる。

 体感的にもWebブラウズやOS基本操作の快適さは実感でき、最近のUltrabookを使ったすぐあとに使ってみてもストレスがたまるようなことはない。フルサイズのUSB 2.0やmicroSDXCスロットを備えていることや、打ちやすい専用キーボードを用意していることから、ゲームや動画編集のような高い性能が要求される作業以外であればノートPCの代替的な用途もスマートにこなせる。PCとの連携、あるいはノートPCからの移行を考えているユーザーとは特に相性がよいだろう。

ThinkPad 10の主な仕様
製品名 ThinkPad 10(20C1002PJP)
メーカー レノボ・ジャパン
OS 64ビット版Windows 8.1 Pro Update 1
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 約256.5×177×8.95ミリ
重量(実測値) 約598キログラム(571グラム)
画面サイズ(液晶方式) 10.1型ワイド(IPSゴリラガラス)
アスペクト比 16:10
タッチパネル 静電式
デジタイザ 電磁誘導式
ディスプレイ解像度 1920×1200ピクセル(約224ppi)
CPU(コア数/スレッド数) Atom Z3795(4/4)
動作周波数 1.59GHz
チップセット CPU内蔵
vPro ─
GPU Intel HD Graphics
メモリ 4Gバイト(LPDDR3/1066MHz)
メモリスロット(空きスロット数) ─
ストレージ(評価機実装) 64GB SSD(Samsung MCG8GC)
ストレージフォームファクタ eMMC
ストレージ接続インタフェース eMMC
光学ドライブ ─
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(Broadcom)
Bluetooth Bluetooth v4.0
NFC ─
センサー 加速度、近接、デジタルコンパス、光、GPS、ジャイロ
有線LAN ─
ワイヤレスWAN ─
キーボード ─
キートップ仕様・形状 ─
キーピッチ ─
キーストローク ─
ポインティングデバイス ─
主なインタフェース USB2.0×1、microHDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子(3.5ミリ)、DC入力(角型)、Webカメラ(イン720p)
メモリカードスロット microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)
SIMカードスロット ─
その他カードスロット ─
スピーカー(音質補正ソフトウェア) ステレオ
マイク デジタル
指紋センサー ─
セキュリティチップ ─
セキュリティロックポート ─
バッテリー動作時間 約10.2時間
バッテリー仕様 33Wh
ACアダプタ実測サイズ 35×90×27ミリ(幅×奥行き×高さ)
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) 153グラム/220グラム
ACアダプタ出力仕様 12ボルト/3アンペア
ACアダプタ対応電圧 100〜240ボルト(50/60Hz)
DC端子形状 丸形
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) 2ピンメガネ型
防水/防滴 ─
カラーバリエーション
オフィススイート BTO対応
価格 7万9000円



前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  8. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  9. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー