ハードウェア仕様は現在の水準からいえば最低レベルだが、実用の許容範囲内はギリギリで満たしているという印象だ。欲をいえば、もう少し液晶ディスプレイの表示品質が高いとよかったが、価格を考えればぜいたくは言えないだろう。
独自のタイルUIについては、指摘したようなクセはあるが、デザインや分類自体はとてもよい。「設定」や「アプリ一覧」などは(もともとのAndoroidの操作手順やアイコンが分かりにくいだけに)入門者でなくとも便利に感じるし、ナビゲーションバーにある静止画/動画キャプチャボタン、音量調整ボタンなども使いやすい。
インターネットやアカウントの設定、アプリのインストール、フォルダのカスタマイズなどといった初期設定を分かっているユーザーが済ませてしまえば、入門者でも直感だけで使えるのではないだろうか。
使っていて性能やタッチ精度が気になることはあるが、とにかく安いので、手軽にアレコレ試せるテスト機やサブ機としての導入はもちろん、シニアや子供、デジタルガジェットが得意ではない家族に、初めてタブレットを使ってもらう用途にも向きそうだ。
| カンタンPad(感嘆パッド) RM-AT701-BKORの主な仕様 | |
|---|---|
| 製品名 | カンタンPad(感嘆パッド) RM-AT701-BKOR |
| メーカー | ドン・キホーテ |
| OS | Android 4.4 |
| 本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | 117×192×10.9ミリ |
| 重量(実測値) | 約330グラム(296グラム) |
| 画面サイズ(液晶方式) | 7型ワイド(TN) |
| アスペクト比 | 16:9.6 |
| タッチパネル | 静電容量式 |
| デジタイザ | − |
| ディスプレイ解像度 | 800×480ピクセル(約133ppi) |
| CPU(コア数/スレッド数) | Actions ATM7021(2/2) |
| 動作周波数 | 1.2GHz(1コアのみ1.3GHz) |
| チップセット | CPU内蔵 |
| vPro | − |
| GPU | CPU統合(PowerVR SGX540) |
| メモリ | 512Mバイト |
| メモリスロット(空きスロット数) | オンボード |
| ストレージ(評価機実装) | 4Gバイト |
| ストレージフォームファクタ | オンボード |
| ストレージ接続インタフェース | 不明 |
| 光学ドライブ | |
| 無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
| Bluetooth | − |
| NFC | − |
| センサー | 加速度、電子コンパス |
| 有線LAN | − |
| ワイヤレスWAN | − |
| キーボード | − |
| キートップ仕様・形状 | − |
| キーピッチ | − |
| キーストローク | − |
| キーボードバックライト | − |
| ポインティングデバイス | − |
| 主なインタフェース | Mini HDMI、Micro USB 2.0(Micro B)×1、ヘッドフォン出力(3.5ミリ)、カメラ(イン約30万画素) |
| メモリカードスロット | microSDメモリーカード(SDHC対応) |
| SIMカードスロット | − |
| その他カードスロット | − |
| スピーカー(音質補正ソフトウェア) | モノラル |
| マイク | − |
| 指紋センサー | − |
| セキュリティデバイス | − |
| セキュリティロックポート | − |
| バッテリー動作時間 | 約3時間 |
| バッテリー仕様 | 8.51ワットアワー(3.7ボルト/2300mAh) |
| ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) ※プラグ含まず | 40×69×25ミリ |
| ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) | 62グラム/85グラム |
| ACアダプタ出力仕様 | 5ボルト/2アンペア |
| ACアダプタ対応電圧 | 100〜240ボルト(50/60Hz) |
| DC端子形状 | USB Micro B |
| プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) | USB Standard A |
| 防水/防滴 | − |
| カラーバリエーション | オレンジ/ブラック |
| オフィススイート | − |
| 価格 | 5980円(税別) |
| 発売日 | 2014年11月5日 |
安価ながらHDMIやOTGのケーブルも付属:ドン・キホーテ、“税別5980円”の7型Androidタブレット「カンタンPad(感嘆パッド)」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.