Maker Faire Tokyo 2014に集結した「こりゃすごい」モノを集めてみたICなしのコンピュータに空気砲(1/3 ページ)

» 2014年12月03日 19時00分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

参加したかったEdisonワークショップではなにをやっていたの?

 11月23〜24日に東京ビッグサイトで行われたMaker Faire Tokyo 2014は、国内外の大企業から研究室、サークル、個人参加の同人などなど、「ものつくりたい!」という意欲に満ち満ちた参加者が、“おもいのたけ”を注ぎ込んだ作品を展示した。

 また、企業の中には、自社製品を広く使ってもらうべく、ワークショップを主催していたところも多い。インテルもEdisonをテーマにしたワークショップを主催していたが、希望者多数ゆえに競争率が高くなり、参加できなかった来場者も少なかった。

 そのワークショップだが、作成するのは「Edisonで動作するLEDドットマトリクス表示装置」だ。参加者用の机にある作業用PCの上に詳細な手順書が置いてあったが、36ページというその厚みに驚いた。が、その分、かなり細かく説明しているので分かりやすい。

Maker Faire Tokyo 2014の2日間で72名限定となるワークショップで組み立てる部品が入ったパッケージ(写真=左)。ボックスの中身はこんな感じ。青い箱はIntel Edison Kit for Arduinoで今回は使わない(写真=右)

 また、制御用のプログラムは事前に用意してあるモジュールを開発環境の「インテル XDK IoT Edition」からアップロードして、エディタを操作するものなので、プログラムの心得がなくても作成可能だった。この手の工作に慣れているならば中高生でも可能だろう。プログラムに関しては後日インテル関連サイトで公開する予定という。

 ワークショップで組み立てる部材は、「Intel Edison Kit for Arduino」に「スイッチサイエンス版Eagletボード」、「I2C 8x8 LEDマトリクス基板」、そして、リチウムイオンポリマー電池と特製アクリルケースだ。

今回の工作に必要なもの。Eaglet拡張ボードにEdisonは最初からセット済み。これとLEDボードと電池を組み合わせればいい

専用ケース。アクリル板を5枚も重ねてあるので、下手に外すとバラバラになる(写真=左)。取りつけ作業は、裏から1枚アクリル板を外すところから始まる(写真=右)

裏向きにEdisonを入れる。このとき電池がショートしないように両面テープのついた側をEdisonに当たるようにする(写真=左)。何となく、傾いている気もするが、これで完成。手順的にはそんなに難しくなく、かつプログラムの知識も不要なワークショップだった(写真=右)

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