厚さわずか19ミリの「HP OMEN 15」で上質デザインと高性能を愛でる:これぞ大人のゲーミングノート(3/3 ページ)

» 2014年12月26日 11時30分 公開
[長畑利博(撮影:矢野渉),ITmedia]
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スペックはゲーミングPCとしてはややおとなしめ

 HP OMEN 15のシステム構成は、CPUがCore i7-4710HQ(2.5GHz/最大3.5GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ6Mバイト)で、GPUはGeForce GTX 860M(GDDR5/4GB)を採用している。ゲーミングノート向けGPUとしてGeForce GTX 800Mシリーズでは上位の870Mや880M、さらに上位のGeForce GTX 900Mシリーズが登場していることを考えると、ゲーミングノートPCとしてはやや抑えた選択といえるだろう。OSについては64ビット版 Windows 8.1 Updateのみとなっている。

CPU-Zで確認したCore i7-4710MQ(写真=左)と、GPU-Zで確認したGeForce GTX 860M(写真=右)それぞれの仕様。GeForce GTX 860Mは同一型番で“Kepler”世代と“Maxwell”世代のアーキテクチャが混在している。評価用機材ではGPU-Zで「GM107」と表示してように、“Maxwell”世代を実装していた

 システムメモリは、モデルによって8Gバイト、または、16Gバイトになる。なお、メモリはオンボード実装で、ユーザーによるメモリ増設には対応していない。ストレージは容量256GバイトのSSDを搭載する。接続方式はM.2規格で、Serial ATA接続より高速なPCI Express方式になる。搭載するデバイスは出荷時点で変更する可能性があるが、評価用機材では、SanDisk A110 M.2を採用していた。ストレージはSSD1台のみで、より多くの容量を必要とする場合はUSB接続の外部ストレージを使うことになる。

 ベンチマークテストでHP OMEN 15の処理能力をチェックしてみると、ストレージ性能を計測するCrystalDiskMark 3.0.3bの結果では、シーケンシャルリード664.9Mバイト/秒、シーケンシャルライトが583.7Mバイト/秒であった。CQ使用時のランダム4Kバイトの性能を出す4K QD32の数値はリード時で273.7Mバイト/秒、ライト時で236.7Mバイト/秒となっている。シーケンシャル性能は単体のドライブとしては非常に高いスコアになっている。PCI Express接続のメリットが出た結果といえる。

CrystalDiskMark 3.0.3bの測定結果

 CPU性能を測るCINEBENCHの結果では、ノートPC用としてはハイスペックなCore i7-4710HQを搭載していることもあり、CINEBENCH R15は640(cb)と高いスコアを示した。システムの総合性能を見るPCMark 8では、Homeが3535、Creativeが4219、Workが4262、Storageが4980となった。Core i7-4710MQを搭載してシステムメモリが8Gバイト、Serial ATA接続で容量256GバイトのSSD、そして、GeForce GTX 970Mを搭載した“他社製ゲーミングノートPC”と比べると、GPUの違いから全体的なスコアは低いものの、メモリ容量が多い点やストレージ性能が高いことから、総合的な性能では互角の結果となっている。

HP OMEN 15ベンチマークテストスコア
PCMark 8 Home 3535
Creative 4219
Work 4262
Storage 4980
3DMark Fire Strike 3729
Fire Strike Graphics 3965
Fire Strike Physics 9112
Fire Strike Combined 1599
Sky Diver 12021
Sky Diver Graphics 12741
Sky Diver Physics 8768
Sky Diver Combined 13867
Cloud Gate 16233
Cloud Gate Graphics 28105
Cloud Gate Physics 6550
Ice Storm 97413
Ice Storm Graphics 153949
Ice Storm Physics 42626
FINAL FANTASY XIV A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編 1920×1080最高品質 5723
1280×720高品質 13631
CINEBENCH R15 OpenGL(fps) 91.78
CPU(cb) 640

 グラフィックス性能を検証する3DMarkの成績は、Fire Strikeが3729、Sky Diverが12021、Cloud Gateが16233、Ice Stormが97413となった。ゲームタイトルのベンチマークテストでもある「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の結果は、「標準品質(ノートPC) 解像度1280×720」で、スコアは13631、評価は「非常に快適」、「最高品質 解像度1920×1080ドット」でスコアは5723、評価は「とても快適」というものであった。

3DMark(Fire Strike、Sky Diver、Cloud Gate、Ice Storm)

「ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」「標準品質(ノートPC) 解像度1280×720」

「ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」「最高品質 解像度1920×1080ドット」

所有したときの優越感はすこぶる高い

 HP OMEN 15はボディの完成度に関して、全体の外観から細部の作り込みまで非常に高い。ゲーミングPCとして3D描画の処理能力は抑え目になっているが、それは、薄いボディを実現するためのトレードオフといえる。その3D描画能力も、汎用ノートPCと比べれば高く、一部の最新重量級ゲームでなければ快適に動作する。

 モノとしての完成度や品質の面では、ほかのゲーミングPCと一線を画している。一昔前のハイエンドオーディオ的な手触りのあるアルミ削りだしボディや、タッチパネルに対応したディスプレイ、明瞭で広がりのある音を再生するスピーカ、そして、動作に応じて表示の変化するLEDライトなど、ゲームをするユーザーの気持ちを高める演出はバツグンだ。

 ゲーミングPCというカテゴリーを超えて、モノとしての品質を求めているユーザーなら、一度は実物を見ておきたいノートPCだ。そして、一度見たら、かなりの確率で所有したくなるはずだ。


パッケージデザインも個性的で、“開封の儀”も十分に楽しめるだけでなく、日常使いの本体収納ケースとしても楽しめるのではないかと思うのだがいかがだろうか
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