ゲームデバイスメーカーのMad Catzは、2015 CESにプライベートブースを設けて、会期に合わせて発表したゲーミングマウス「R.A.T.Pro X^2」と、モバイルデバイス用ゲームコントローラ「L.Y.N.X.^9」シリーズを展示した。
R.A.T.Pro X^2は、多数の交換可能なパーツで構成することで、ユーザーそれぞれの力のかけかたや、マウスを使うときの“くせ”、指のポジション、快適なクリックの強さなど、多種多様なカスタマイズができるようにしている。そのため、マウスの移動距離を検知するセンサーユニットも、ゲームプレイヤーの環境(マウスを置くテーブルの材質など)に適した高い精度と自然な動きの検知ができるようにモジュール構造を採用して、レーザーや光学などの方式でセンサーを交換可能にした。
スクロールホイールには新しく開発した機構を採用し、3種類のスクロールホイールを交換したり、指をかける位置のくせにあわせてボディから跳ね上がる高さの調整が可能だ。また、スクロールホイールの左右の動きでも、ユーザーができる自然な動きに合わせて左右に動く幅を制限できる。
激しく動かすゲーミングマウスだけに、長時間のプレイでも疲労を抑え、かつ、本体が損傷しないように、本体フレームでは、マグネシウム合金を採用して軽量化と堅牢性を両立した。さらに、ユーザーごとに異なる手の平の大きさに合わせて安定してマウスを握れるように、ボディの後ろ天面パネルを前後方向に12ミリ、左右方向に15度位置を変更できるようにした。
このような、ユーザーに合わせたカスタマイズのために、R.A.T.Pro X^2では、選択可能なパーツを16個以上も用意する。
L.Y.N.X.^9は、スマートフォンやタブレットと組み合わせて使うゲームコントローラだ。折りたたみ式のフレームを広げてタブレットスタンドとコントローラフレームを使うことで(MadCatz推奨で)最大7型ディスプレイ搭載タブレットを装着できるほか、5型ディスプレイ前後のディスプレイを搭載するスマートフォンやファブレットは外付けのスマートフォンクリップに挟んで使うこともできる。また、外付けのパーツとしては、QWERTYキーを搭載したキーボードユニットを装着することで、チャットなどを親指タイピングで行うことも可能だ。
設定用のユーティリティが対応するのはAndroid 4.4以降のOSを導入するデバイスとしているが、デバイス本体とはBluetoothで接続するため、Windows 7以降のOSを導入するデバイスでも利用可能と説明している。ただし、iOS導入デバイスについては対応について資料には明記していない。
L.Y.N.X.^9をゲームで利用するには、ゲームアプリも対応している必要がある。2015年1月時点でMad Catzがサポートを明らかにしているのは、FIFA 15 Ultimate Team、GTA:San Andreas、Asphalt 8:Airborn、Final Fantagy IV/V/VIだが、今後対応したゲームタイトルについては、Mad Catzの公式Webページのリストで紹介していく予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.