Lenovoは、3月1日(現地時間)に個人向けタブレットの新モデルを発表した。登場するのは、OSにAndroidを導入する「Lenovo TAB 2 A8」「Lenovo TAB 2 A10-70」と、Windowsを導入する「Lenovo ideapad MIIX 300」だ。
これは、スペインのバルセロナで3月2日(現地時間)から始まるMobile World Congress 2015に合わせて発表したもので、出荷開始は、Lenovo TAB 2 A8が6月、Lenovo TAB A10-70が4月、Lenovo ideapad MIIX 300が7月の予定だ。
実売予想価格は、Lenovo TAB 2 A8が無線LAN対応モデルで129ドルから、LTE対応モデルで179ドルから。Lenovo TAB A10-70が無線LAN対応モデルで199ドルから、LTE対応モデルで279ドルから。Lenovo ideapad MIIX 300が149ドルから。
Lenovo TAB 2 A10-70は、10.1型(解像度1920×1080ピクセル)ディスプレイを搭載したタブレットで、ゲームや動画、音楽などのデジタルコンテンツを楽しむことを重視したモデルだ。音響技術の「Dolby Atmos」を導入したほか、有効800万画素のメインカメラを背面に組み込んでいる。
ボディの厚さは8.9ミリで重さは509グラムになる見込みだ。ボディカラーでは、パールホワイトとミッドナイトブルーを用意する。OSは、Android 4.4を導入し、プロセッサはMediaTekのクアッドコアモデルを搭載する。無線接続ではLTEのほか、デュアルバンド無線LANが利用できる。
Lenovo TAB 2 A8は、8型(解像度1280×800ピクセル)ディスプレイを搭載する価格競争力を重視したタブレットだ。実売価格は、無線LANモデルで129ドルを想定している。ボディの重さは360グラムでバッテリー駆動時間は約8時間になる見込み。無線接続では、デュアルSIMスロットを用意するほか、LTEでは、データ通信のほかに音声通話(VoLTE)も対応する。
Lenovo TAB 2 A10-70と同様、コンテンツ再生利用を重視しており、Dolby Atmosを導入。また、背面には有効500万画素のメインカメラを内蔵する。
OSは、Android 5.0 Lollipopを導入し、プロセッサにはMediaTekのクアッドコアタイプで64ビット命令に対応するモデルを搭載した。データストレージの容量は32Gバイトを確保するほか、microSDスロットも用意する。
なお、ボディカラーのバリエーションには、パールホワイト、エボニィ(黒檀)、ミッドナイトブルー、そして、ネオンピンクを用意する。
Lenovo MIIX 300は、8型ディスプレイを搭載してOSにWindows 8.1を導入するタブレットだ。標準でMicrosoft Office(1年間サプスクリプション付)が付属する。ディスプレイの解像度は1280×800ピクセルで液晶駆動方式にはIPSを採用する。CPUはAtomシリーズ(コア数、プロセッサーナンバー、動作クロックについて発表時点で詳細不明)を搭載し、データストレージには容量64GバイトのeMMCを用意する。また、本体にはmicroSDスロットも備える。無線接続では、無線LANとBluetoothが利用できる。(記事掲載後にLenovoが解像度情報を1280×800ピクセルに変更しました)
本体のサイズは130(幅)×215(高さ)×9.3(奥行き)ミリで、重さは約360グラム。この状態でバッテリー駆動時間は約7時間だ。 なお、LTE対応モデルについては、発表資料で言及はない。
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