HGSTは、ヘリウムガス封入技術「HelioSealプラットフォーム」を採用したHDDで容量が6Tバイトの「Ultrastar He6」と容量8Tバイトの「Ultrastar He8」の平均故障間隔(MTBF:Mean Time Between Failure)が250万時間を達成したと発表した。
HelioSealプラットフォームは、ヘリウムガスをHDD内部に充填することで、プラッタの回転に使う消費電力を約23%削減するほか、ストレージ密度の向上、発熱量の削減、ドライブを密閉することによる耐久性の向上、そして、プラッタ振動の削減とそれによる信頼性の向上を可能にしている。
同時にHGSTは、HelioSealプラットフォーム採用HDDの出荷累計100万台を達成したことも明らかにしたほか、現在容量10Tバイトモデルを製品化し、2017年にはエンタープライズ向けHDDの約50%がヘリウムガス充填モデルになるとの見通しを示した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.