イチゴはスタイラスペンになるのか?──「YOGA Tablet 2-851F:AnyPenモデル」の可能性を探るこれからは鉛筆を耳に挟んで使うのが最先端(2/3 ページ)

» 2015年04月13日 18時24分 公開

AnyPenで一番使いやすい文具を探してみる

 普段持ち歩くのが鉛筆なのかシャープペンなのかボールペンなのか万年筆なのかは、その国や土地の習慣、そしてユーザーの世代によって変わってくるかもしれないが、いま、日本のオフィスで使っている人が多いものとなると、鉛筆よりはボールペンかシャープペンになるだろう。普段使っているポールペンがスタイラスペン代わりに使えるならば、まず間違いなく持っているか、持っていなくても、コンビニエンスストアや駅の売店で購入できる。うまくすれば、出先のオフィスで“借りる”ことだってできるはずだ。

 というわけで、Leovo AnyPen Technologyで、ボールペンとシャープペンがどれだけ使い物になるのか、Windows標準の“ペイント”で試してみた。なお、ボールペンは油性インクに加えて最近採用例が増えている「油性と水性のいいとこどり」というエマージョンタイプでも試してみた(性質としては油性と変わらないというが)。

 AnyPen Technologyに対応していないタッチパネルディスプレイでは、油性のポールペンだろうがエマージョンタイプのボールペンだろうがシャープペンだろうが反応しない。しかし、YOGA Tablet 2-851F:AnyPenモデルは、ポールペンもシャープペンも、画面タッチを検出してペイントで“お絵かき”ができた。イマドキのビジネスマンが愛用する普通のボールペンでタッチ操作、特に、細かい位置決めを求める操作が可能になるのは利便性の向上にとってプラスになる。

ポールペンでペイントに描く。油性タイプでもエマージョンタイプでも感度に違いはない

 「ディスプレイの表面にボールペンで書いてしまうのではないか?」と考えるユーザーもいるだろう。実際、評価作業においてボールペンでディスプレイをなぞると、そのあとに沿ってインクが薄く残っているのを確認した。評価で使ったボールペンはペン先をボディに収容できるタイプだが、ペン先を収容するとタッチパネルが検出してくれない。なお、ディスプレイに残るボールペンのインクをすぐにティッシュでふき取ればディスプレイをきれいにできるのは確認している。

書いた直後にペイントを新規作成画面に戻す。白地の画面にディスプレイ表面に薄く残ったインクの跡が分かる(写真=左)。ティッシュでからぶきするだけで残ったインクは取り除ける

 シャープペンを使ったタッチ操作は、ボールペンほど感度がよくない。タッチパネルはグラファイトを含む“芯”を検出する。そのため、ある程度の太さがある鉛筆の芯は感度がいいものの、0.5〜0.7ミリと細いシャープペンの芯ではタッチの検出が難しい。ただ、シャープペンでディスプレイを直接なぞっても、表面に跡はほとんどの残らない。評価作業でも書きあとが目で見えることはなかった。

 一方、いまでは使う人を見ることがだいぶ少なくなった鉛筆は感度がとてもいい。その使い勝手は専用のスタイラスとほぼ同じだ。ペイントで手書きをしても、その軌跡ははっきりと認識されて快適に描くことができる。それでいて、けっこう力いっぱいなぞっても、ディスプレイの表面に跡が残らない。

太い芯を持つ鉛筆はタッチパネルの感度もよく、くっきりと軌跡が残る(写真=左)。細い芯を使うシャープペンはタッチパネルの感度が弱く、なぞるスピードによって軌跡が残らない(写真=右)

 客先訪問での受け付け記入や、書類への署名などでは鉛筆を使う場面が少なくなっているものの、自分のメモ用などで鉛筆を常用していると、YOGA Tablet 2-851F:AnyPenモデルの使い勝手は大幅の向上するのではないだろうか(書いた文字の保存性が最も優れているのは鉛筆というし)。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月24日 更新
  1. RTX 5080は30万円の時代へ――止まらないグラボ高騰の中で6万円台前半の16GB版Radeon RX 9060 XTなど、お盆明けアキバ事情 (2026年08月22日)
  2. OpenAIが最新モデルに対する強化学習を2週間中断/LLMCが約332億パラメーターの「LLM-jp-4 33B」を公開 (2026年08月23日)
  3. 文字起こしと要約がずっと無料のAIボイスレコーダー「Comu Action Pro」発売 9月20日まで2万9800円 (2026年08月20日)
  4. 全部入りの「Rokid」か、特化型の「Even G2」「Ray-Ban Meta」か? 注目スマートグラス3製品を徹底比較 (2026年08月21日)
  5. サンワ、USBハブ+引き出しを備えたディスプレイ台 (2026年08月21日)
  6. ビジネスシーンにもなじむチタンボディー! 本格ランウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Pro」を日常使いしてみた (2026年08月19日)
  7. 複数端末を高速で一括充電したい人に適した「UGREEN 145W 4-in-1モバイルバッテリー」がセールで37%オフの1万3507円に (2026年08月21日)
  8. “23万円台の最新Let's note”を自らの手で組み上げる! パナソニック コネクト「手づくりレッツノート工房2026」体験記 (2026年08月21日)
  9. グラボ高騰が止まらない! RTX 5090は100万円超えの可能性も、「組むなら8月中」の声 (2026年08月15日)
  10. 総メモリ748GB、AI性能20PFLOPS! デルがGB300搭載のワークステーション「Dell Pro Max with GB300」を発売 (2026年08月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー