CPUとしては、開発コードネーム「Broadwell」こと第5世代Coreプロセッサーのモバイル向けミドルレンジモデルである「Core i5-5200U」(2.2GHz/最大2.7GHz)を搭載する。
Broadwellでは内蔵GPUコアの性能が改善されているほか、プロセスルールがHaswell/Haswell Refreshの22ナノメートルに対して14ナノメートルに縮小されたことで電力効率が向上し、バッテリー駆動時間でも有利になっている。
メモリ容量は16Gバイト(PC3L-12800 SO-DIMM 8Gバイト×2枚)、データストレージとしては、256GバイトのM.2 SSD(PCI Express2.0 x2接続)を搭載する。
M.2 SSDは、SamsungのPM951シリーズが指定されている。現行のM.2対応SSDとしては最速といえる高速なモデルだ。接続インタフェースはPCI Express 2.0 x2のため、PM951(最大でPCI Express 3.0 x4接続に対応)の最高性能は発揮できないが、それでもSerial ATA 6Gbps接続のSSDとはレベルの違う爆速感は味わえる。
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANと、IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth v4.0+LEを標準で装備する。本体装備の端子類も、前述したとおり、充実している。液晶ディスプレイの上部には100万画素のWebカメラも内蔵する。
13.3型ワイドサイズの画面には、シャープのIGZO技術を導入したIPS液晶ディスプレイを採用している。表示解像度は2560×1440ピクセルと高く、画素密度は約221ppiと高精細だ。
液晶の配向技術にはIPS方式を採用しているため視野角は広く、斜めから見ても全体をくっきりと見渡せる。表面は非光沢のノングレア仕上げのため照明などが映りこみにくいうえ、それでいて発色も良好で、写真を美しく表示できる。
i1 Display Proで測定した液晶ディスプレイのデータを見ると、sRGBに対して面積比で105.6%、カバー率98.7%とほぼsRGBの色域をカバーしていた。キャリブレーション補正カーブも45度の直線に近く、補正しなくとも安心して使える液晶ディスプレイだといえる。
入力環境のよさもセールスポイントの1つ。キーボードは、6列のアイソレーションタイプだ。キーピッチは実測で約18.5×18.5ミリ、Enterキーも広く、余裕のあるレイアウトとなっている。
キーストロークは約1.8ミリを確保する。最近の薄型軽量ノートPCでは1.5ミリ以下のストロークの製品も少なくない中では健闘しているといえる。スイッチの反発も比較的抑えられており、キーボード下の剛性も十分で、あえて強くタイプしてもたわみなどは感じない。パームレストも十分な奥行きがあり、長文入力にも耐える品質のキーボードといえる。
キーボード手前には2ボタンタッチパッドがある。左右独立型のボタンはストロークが浅めでやや頼りないが、安っぽい音がしない点は好印象だ。シナプティクス製のドライバが導入されていて、2本指でのスクロールやジェスチャーによるズームや回転、チャーム表示などのエッジスワイプ機能などが利用できる。
→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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