ココが「○」 |
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・最新APU搭載でカジュアルゲームが快適 |
・SSD+HDDのデュアルストレージで日常操作がサクサク |
・価格がとってもリーズナブル |
ココが「×」 |
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・本格的な3Dゲームをプレイするには力不足 |
・純粋なCPUのみのパワーは高くない |
・高負荷時は静音というほど静音ではない |
マウスコンピューターの「LUV MACHINES R」シリーズは、AMDのAPU(Accelerated Processing Unit=GPUコアを統合したCPUのこと)を搭載したエントリー向けデスクトップPCラインナップだ。
ベースモデルは6種類が用意されており、それぞれ基本スペックを一部カスタマイズしてオーダーできる。64ビット版Windows 8.1 Updateを搭載した最小構成で4万9464円(送料/税込)からというリーズナブルな価格が大きな特徴だ。
今回は、開発コード名「Godavari」ことA10-7870KとSSDとHDDのデュアルストレージを搭載した最上位のベースモデル「LM-AR330X2-SH」(税別7万9800円)を評価機として入手した。性能や使い勝手を検証していこう。
LUV MACHINES Rシリーズは、マウスコンピューターオリジナルのコンパクトなタワー型ケースを採用しており、microATXフォームファクターのマザーボードを搭載している。microATXといっても横幅約165ミリのスリムタイプで、それに最適化(実際はボディに最適なマザーボードをオーダーしているのだろう)されているため、一般的な自作用microATXフォームファクターのケースと比べれば明らかに小さい。
ケースの具体的なサイズは、180(幅)×382(奥行き)×373(高さ)ミリと、特に奥行きが短く、扱いやすいサイズ感にまとまっている。先代のケースから比べると奥行きは48ミリ短く、容積では10%小さくなっているという。
評価機のボディカラーはブラックで、フロントマスクは光沢のある素材が使われている。派手すぎず、地味過ぎず、家庭の書斎、リビング、オフィスなど、どこに置いても違和感がなさそうだ。前面端子は、最下部のカバー内に収められており、2基のUSB 2.0とヘッドフォン、マイクという内容だ。なお、ボディカラーはホワイトも用意されており、こちらはフロントのUSBポートがUSB 3.0になる。
このボディはメンテナンス性もよい。サイドカバーはネジ2本で外れ、内部に簡単にアクセスできる。前述したように、内部は奥行き約165ミリのマザーボードが最適に収まる構造となっており、マザーボード上のコンポーネントにはドライブベイなどを外すことなくアクセスできる。
標準構成では、ドライブベイは5インチベイが1基、3.5インチオープンベイが1基、3.5インチシャドウベイ1基が空いているほか、マザーボードにあるPCI Express 3.0 x16スロットと、PCI Express 2.0 x1スロット3基も空きの状態となっている。ただ、マザーボードの奥行きより長いグラフィックスカードを搭載する場合は、製品によっては2.5インチベイ/3.5インチシャドウベイと干渉する場合がある。
電源ユニットは、標準で350ワットの80PLUS Bronze認証電源を搭載しているが、BTOでは500ワットや700ワットまで選択できるため、将来的に大幅な拡張を想定している場合にも対応できる。
→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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