“GTX 980 Ti”を使い倒したいからドスパラの「GALLERIA XI」を試してみたベストバランスで4Kゲームを目指せ(1/2 ページ)

» 2015年07月03日 12時00分 公開
ココが「○」
フルHD以上でも実用的スコア
十分な内部エアフロー
ココが「×」
マザーボードは変更不可
オーバークロック設定不可

3D性能を狙いつつ安定性も重視したパーツ選択

 ドスパラのゲーミングPCブランド「GALLERIA」シリーズに、NVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 980 Ti」を搭載したモデルが登場した。「GALLERIA XI」と「GALLERIA ZI」とあるラインアップから、今回はGALLERIA XIを検証する。

 GALLERIA XIはスタンダードモデル、GALLERIA ZIがハイエンドモデルという位置づけとなるが、GPUはGeForce GTX 980 Tiで共通している。主な違いは、CPUとマザーボード、そして、SSDの有無などだ。GALLERIA XIでは、Core i7-4790(3.6GHz/最大4GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)とIntel H97 Expressチップセット、GALLERIA ZIではCore i7-4790K(4GHz/最大4.4GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)+Intel Z97 Expressチップセットの組み合わせを基幹としている。

5基のオープンベイを並べる重厚なデザインが印象的な「GALLERIA XI」

 GALLEEREIA ZIのCPUが400MHzほど高クロックでオーバークロックにも対応している。とはいえ、どちらも4コア8スレッド対応であるため、よほどの“激重”ゲームでなければ実用的な速度で動作する。オーバークロックせずに定格設定で運用するのであれば、GALLERIA XIをベースに、CPUやGPU以外の足回りをカスタムしていくという選択もありだ。購入時にはBTOによるカスタマイズもできる。ただし、GALLERIA XIベースにCPUをCore i7-4790Kに変更することも可能だが、マザーボードはIntel H97 Expressチップセット搭載モデルで固定なので、オーバークロックはできない。

 今回検証するGALLERIA XIのパーツ構成は、CPUがCore i7-4790で、動作クロックは定格が3.6GHz、Turbo Boostには4GHz駆動となる。GPUはGeForce GTX 980 Tiで、リファレンスデザインのグラフィックスカードを搭載している。動作クロックはもちろん定格となるが、定格であっても、GeForce GTX TITAN Xとほとんど互角の3D処理能力を有する

 NVIDIAの開発コンセプトでは、4Kディスプレイでのゲームプレイを想定している。現在はフルHDディスプレイでゲームを楽しんでいるユーザーが大半と思われるが、そうしたユーザーにとって、ディスプレイ環境を4Kに移行しても快適に、あるいは、将来のより負荷の高いグラフィックスを取り入れたゲームタイトルに対する備えとしても万全のGPUといえる。

GALLERIA XIに搭載するCore i7-4790とGeForce GTX 980 Tiの仕様をCPU-ZとGPU-Zで確認する

 マザーボードやそのほかの構成については、製品購入時期によって多少の変更が生じるかもしれないが、今回は評価機の構成をベースに紹介していこう。まず、マザーボードはASUSTeKのミドルレンジモデル「H97-PLUS」だ。スタンダードシリーズに属しながらも、豊富なインタフェースを備える。GALLERIA XIでは使用していないが、M.2も用意している。サウンド関連機能では、デジアナ分離基板を採用し、オーディオ・アンプチップに日本製でオーディオ設計のコンデンサを採用する。

GALLERIA XIの内部レイアウト。リテールクーラーユニットより大きいDeepCool製のCPUクーラーユニットにCore i7-4790を組み合わせ、GPUにはGeForce GTX 980 Tiリファレンスデザインカードを搭載する

GeForce GTX 980 Tiリファレンスデザインカード。後部のファンで吸気し、ブラケット側から排気する後方排気デザイン。動作クロックは定格設定だ

 システムメモリはDDR3-1600の4Gバイト2枚という構成だ。ストレージは2Tバイト HDD(Serial ATA 6Gbps接続)で7200rpmのSeagate製「ST2000DM001」だった。これにDVDスーパーマルチドライブ(LG製GH24NSC0)を組み合わせている。電源ユニットは出力にかなりの余裕を見た750ワットモデルを用意していた。型番は不明だが、SilverStoneロゴの14センチ径ファンを搭載していた。80PLUS Silver認証なので、変換効率も十分に高い。

 PCケースはドスパラオリジナルの「ガレリア専用KTケース ブラック」を使っている。スチールをベースとしたシンプルで剛性の高いケースで、フロントデザインは5インチベイが5基(うち1基は3.5インチ共用ベイ)を備えている。角を落とし下部をメッシュパネルとして外気を取り込み、ボタンなどにヘアライン風の加工を施している。3.5インチシャドウベイは5基で、トレイ式を採用している。電源ユニットは下部に設置するレイアウトだ。裏面配線には対応していないが、GALLERIA XTのケーブルはきれいにまとめてあって、内部へのアクセスは簡単だった。

 ケースファンは前面、天板、背面の3基でともに12cm径ファンだ。コストを抑えるため3ピンケーブルモデルを使っている。動作音はやや大きめで、静音環境を重視したいならば、PWMファンに交換するか、豊富な5インチベイにファンコントローラを搭載するといいだろう。

最近のケースにしては5インチオープンベイを多く用意している。デザインで使い勝手も良好だ。背面が12センチ径ファンに対応していたり水冷チューブ用ホールを設けていたりなど実用性を重視している。サイドカバーも手回しネジを使っている

CPUとGPUの直上には吸気口を用意する。12センチ径、または、14センチ径ファンを増設可能だ

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